GG佐藤、ボカチカで4発!西武大勝

[ 2008年5月14日 21:09 ]

5回、G・G・佐藤が左中間に2打席連続となる11号3ランを放つ

 【西11-4ソ】西武がG・G・佐藤とボカチカの計4発で大勝。G・G・佐藤は4、5回に2打席連続本塁打。ボカチカと2人で8打点を挙げた。涌井は4勝目。ソフトバンクはガトームソンが5回途中6失点で降板。2番手・柳瀬も誤算だった。

 ≪G佐藤が2打席連続本塁打≫G・G・佐藤の打撃理念は実にシンプルなものだ。「甘い球を打つ」と本人は言う。青色のマウスピースをぐっとかみしめ、左足を浮かせながら、獣が獲物を待つようにしてバットを構える。

 4回、初球に「獲物」が来た。ガトームソンの高めの直球を振り抜くと、打球は左翼席に飛び込んだ。さらに5回、真ん中に入った柳瀬の変化球がえじきだ。左中間に2打席連続の11号3ラン。「夢じゃないと信じたい」と本人も大興奮だった。

 打者にとって、好球必打は永遠のテーマ。G・G・佐藤は特に精神面を磨いて、ベンチプレスで180キロを上げるパワーを生かそうとしている。

 メンタルトレーニングは昨年から本格的に取り入れた。移動中、携帯音楽機器で「おまえならできる」などの言葉を繰り返し聞き、成功のイメージを膨らませた。大歓声、重圧…。雑念を払い、一球を仕留める。チームのメンタルトレーナーは「ここぞで力を出せるようになった。精神的成長はチーム一」と太鼓判だ。

 試合後、「いつ打てなくなるかという不安と戦っている」と話した。42試合で無安打だったのはわずかに5試合。言葉とは裏腹に、自信だけが伝わってきた。

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2008年5月14日のニュース