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五月病になりやすい5つのタイプと対処方法

[ 2024年5月11日 09:00 ]

毎年、GW明けより「やる気が出ない」、「頭痛やいらいらする」など、五月病に関連する相談が多く寄せられるという法人向けオンライン対人支援サービス「Smart相談室(スマートそうだんしつ)」。なかなか人に理解してもらいづらかったり、病院に行くほどではない症状だったりと、自身でなんなとく解決させる傾向にあります。また、昨今、若手世代や新入社員に向けて、「上司ガチャ」や「配属ガチャ」など、自身の働く環境が運頼みという価値観も出てきています。

五月病は、毎年、話題になるキーワードですが、労働環境に左右されることが多くあります。
そこで、自身が少しでも五月病ではないかと感じた時に、セルフチェックができる5つのタイプと、それに合わせたセルフケアをご紹介します。

五月病になりやすい5つのタイプ

1.几帳面で真面目な人


与えられた仕事を全うしようと取り組むことは大切ですが、責任を強く感じすぎてしまうとストレスを溜めやすくなる傾向があります。

<セルフケア方法>
どんな仕事も自分一人で進められるものではないことを頭に留めておくと良いでしょう。自分で全部頑張ろうとせずに、時には上司や同僚に相談することも大切です。

2.NOが言えない人


仕事を任されたり急な飲み会のお誘いなど、断りにくい場面ってありますよね。さまざまなことを一気に引き受けると長時間労働に繋がり、疲労が回復できない状態が続いてしまいます。

<セルフケア方法>
依頼した相手の印象を悪くしないように、上手に断りましょう。たとえ苛立っても、無視や無言で席を立つなどの振る舞いは相手にとっても真意が分からずお互いにモヤモヤしてしまいます。

また、「私の仕事量を見てできないって分かりませんか?」とネガティブな反論をするのも相手を不快にさせるだけで逆効果に。「今日はAとBで手一杯なので、明日でもよろしいでしょうか?」、「今日は疲れてしまったので来週末だといかがですか?」など、依頼を受けられない理由を具体的に伝えることが大切です。また「ありがとうございます」や「すみません」の一言があるとベターですね。

3.完璧主義な人


物事を完璧に進めたい人は周囲に頼ることをせず、自分一人で抱え込んでしまいます。また少しのミスも許せないため、自責的な思考に囚われやすいという特徴があります。

<セルフケア方法>
上司や同僚など、仕事を進める方と一緒に時間制限や合格点を設定すると良いでしょう。一人で完璧にやろうとすると結果的に時間がかかったり、最悪いつまでも仕事が終わらなかったり・・・とゴールを見失ってしまうかもしれません。「〇日までにここまでやる」など細かい設定をしておくと、社内全体で目標が分かりやすくなります。

4.内向的な人

自分自身で物事を深く考えられるという長所でもありますが、困った時に誰かに相談するという手段を取りにくい面があります。また繊細な心の持ち主であることも多く、はたから見れば些細なことでも必要以上に傷ついてしまうことがあります。

<セルフケア方法>
少し乱暴な言い方かもしれませんが、相手に期待しないことが一つ大事な点として挙げられます。相手に対して常に理想の自分であろうとすると、些細な指摘や指導であっても「嫌われた」や「できない人間だと思われた」と必要以上に自分を責めてしまいます。

どんなに努力しても、相手次第で受け取り方はいかようにも変わります。他者をコントロールすることはできませんから、評価されよう、認められようと頑張らない方が十分健康です。またカウンセリングを受けることで、自分自身の思考や捉え方のクセを知ることも良い手だと思います。

5.環境の変化があった人

職場や生活全体に環境の変化があると、その状況に心身が慣れていない中でも日常生活を送らなくてはなりません。ふとした時に「意外と疲れてるのかも」と感じる瞬間があるでしょう。

<セルフケア方法>
就職や転職、昇進、結婚や出産、転勤などライフイベント(=人生において変化を伴う出来事)は、どんな人にもストレスを与えるものです。離婚や死別などはもちろんのこと、結婚や昇進などのポジティブな出来事も、実はストレスの要因になると言われています。まずはご自身が疲れていることに気付くことが大切です。

活動記録表やコラム法など、自分で自分の状態をチェックする「セルフモニタリング」をしてみてください。また、身体が資本ですから睡眠や食事、運動などなるべく規則正しい生活を心掛けることも重要です。

<TEXT:MELOS編集部>

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