りくりゅう フリー「グラディエーター」は「最後のシーズンと分かっていたのでどうしても滑りたかった」

[ 2026年4月28日 13:51 ]

<三浦璃来・木原龍一組会見>三浦璃来(左)の涙を拭く木原龍一も涙にくれる(撮影・小海途 良幹)
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 ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで日本勢初の金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が28日、都内で現役引退発表会見を行った。フリープログラム「グラディエーター」のテーマに込めた思いを語った。

 三浦は「私たちは今シーズンの初めから引退をするかもしれないという風な気持ちを持ちながら滑っていました」と告白。ミラノ・コルティナ五輪のフリープログラムを終え、「自分たちの積み重ねてきたものを信じて、全てを出し切ることができた。もう凄くやりきった思いがあった」と引退を決断したという。木原も「オリンピックが終わった時点で、自分たちはもう現役が終わりかなという風に考えていました」と落ち着いた表情で語った。

 引退の話が出始めたのは「昨年の世界選手権で2度目の優勝をすることができた時」。今シーズンのフリープログラムの曲を決めるにあたり、「違う曲で振付が始まっていたんですけど、最後のシーズンになると2人は分かっていたので、どうしても滑りたかった『グラディエーター』で滑りたいとお話しました」と三浦は明かした。木原も「自分たちが最後になる予感がしていましたので、振付師の方とコーチの方にお話させていただいて、『グラディエーター』を滑ることになりました」と説明した。

 木原は「自分たちの中で絶対オリンピックを優勝して終えようという思いを持っていました。優勝した時点で、“これで引退だね”って話をすぐした」と回想。「オリンピック期間中ずっと泣いていたんですけど、その思いの中にはこの試合が最後と分かっていた。最後って分かっていたのも涙の原因だった」と涙のワケを語った。

 2人は17日にSNSで引退を発表。「私たちはやり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。これまでのすべてが誇りであり、大切な財産です」とつづった。25日のミラノ・コルティナ冬季五輪・パラリンピックの日本選手団による「応援感謝パレード」後の取材で木原は「これからプロとして2人で頑張っていきます」と今後について語っていた。

 りくりゅうは19年に結成。22年北京五輪では団体銀に貢献。23年に日本ペアとして初めて世界選手権で優勝。このシーズンの世界選手権、四大陸選手権、グランプリファイナルの主要国際タイトルを全制覇し、日本初の年間グランドスラムを達成した。26年のミラノ・コルティナ五輪では2大会連続となる団体銀に貢献。個人戦ではショートプログラム5位からの逆転劇で日本ペア史上初の金メダルに輝いた。

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