【柔道全日本選手権】4強に超級選手は1人だけ 鈴木監督「重く受け止めるつもりはない」も危機感示す

[ 2026年4月26日 20:30 ]

柔道全日本選手権 ( 2026年4月26日    東京・日本武道館 )

<全日本柔道選手権>3回戦、山田(手前)を一本勝ちで破る中野(撮影・木村 揚輔)
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 体重無差別で男子日本一を決める大会は、90キロ級で24年世界王者の田嶋剛希(パーク24)が初優勝を飾った。準優勝も同階級の村尾三四郎(JESエレベーター)で、ベスト4入りした100キロ超級の選手は愛知・名古屋アジア大会代表の太田彪雅(旭化成)ただ1人。世界選手権代表の中野寛太(同)も準々決勝で敗れる結果に、男子日本代表の鈴木桂治監督は「もっともっと、やるべきことがある」と話した。

 90キロ級は24年パリ五輪で村尾が銀メダルを獲得し、同年の世界選手権は田嶋、昨年は村尾が優勝、田嶋が2位と、近年は日本勢がハイレベルな結果を残している。一方で100キロ超級は22年の世界選手権で斉藤立が銀メダルを獲得して以降、五輪を含む世界選手権で日本勢のメダルはなし。現状を物語る結果となったが、体重無差別、国際舞台と異なるルールということもあり、鈴木監督は「現実をしっかり受け止めるのであれば、いま日本では90キロ級が強いということ。例えば私が現役の時も、井上康生さんと決勝でしたら100キロ級同士だった。あまり重く受け止めるつもりはない」と強調した。

 一方、世界選手権の団体代表に選ばれている国内3番手の中村雄太(旭化成)が1年ぶりの実戦だった原沢久喜(長府工産)に敗れるなど、28年ロサンゼルス五輪に向けて、不安を残す結果となった現実がある。重量級コーチ時代から五輪3大会に関わってきた鈴木監督も「悪いことではないが、戦いの場においては“こいつ、優しすぎるんだよな”という選手がたくさんいる。戦術、戦略でも一つ足りない、一つ余計ということが超級選手には多い」と指摘。10月の世界選手権やロス五輪に向けて、改善を図っていく考えを示した。

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