安青錦 綱取り絶望的…今場所初の連敗で4敗目 左足の指付近を負傷か

[ 2026年3月15日 05:20 ]

大相撲春場所7日目 ( 2026年3月14日    エディオンアリーナ大阪 )

上手投げで安青錦(右)を下した熱海富士(撮影・長嶋 久樹)
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 大関・安青錦(21=安治川部屋)は新小結・熱海富士(23=伊勢ケ浜部屋)に上手投げで敗れ、今場所初の連敗を喫した。初場所優勝決定戦の“再戦”をものにできず4敗目。1958年の年6場所制以降、4敗しながら横綱に昇進した例はなく場所後の昇進は絶望的となった。横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)は平幕・王鵬(26=大嶽部屋)を寄り倒して首位をキープ。関脇・霧島(29=音羽山部屋)は平幕・平戸海(25=境川部屋)を引き落としで下し、5連勝で1敗を守った。

 安青錦が4敗目を喫し、綱獲りの夢がついえた。立ち合いで熱海富士の喉輪に上体がのけ反る。初場所の優勝決定戦で決めた首投げを打つも決まらず、上手投げで転がされた。支度部屋では付け人を通じて取材を断った。左足の指付近を痛めているとみられ、引き揚げる際には雪駄(せった)をきちんと履けず、8日目以降の出場すら危うくなってきた。

 3敗目を喫した6日目の夜。部屋に帰ってから自身の取組を動画で何度も見返したという。この日の朝は稽古場に下りず、疲労回復に努めた。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は「今までにないプレッシャーの中でやっているわけだから、疲れはたまっていると思う。ユンケルを飲んで頑張るしかない」と思いやったが、振るわなかった。

 23年秋場所の初土俵から番付を駆け上がってきた。新入幕だった昨年と比べ、取り巻く環境は激変。先月下旬に大阪入りした際には新幹線から降り、車に乗るまでの間にファンらから声をかけられ、写真撮影にも応じたという。「(昨年とは)立場も違う。プレッシャーは当たり前。注目されることは、ありがたい」と重圧も歓迎してきたはずだった。

 横綱審議委員会の推薦内規には「2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」とある。昇進問題を預かる審判部の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「(先場所との違いは)しぶとさと力強さ。残り全部勝っても優勝ラインじゃない。気持ちを立て直さないと」と話す。年6場所制以降、4敗して横綱に昇進した例はない。最速の綱獲りは早くも絶望的となった。

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