【スノボ】戸塚優斗 うれし泣き“3度目の正直”で金メダル獲得!「勝てる技」から神頼みまで…

[ 2026年2月14日 04:50 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第8日 スノーボード   男子ハーフパイプ決勝 ( 2026年2月13日    リビーニョ・スノーパーク )

金メダルを獲得し、表彰式で感極まる戸塚優斗 (AP)
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 スノーボード男子ハーフパイプ(HP)決勝が行われ、3大会連続出場の21年世界選手権覇者・戸塚優斗(24=ヨネックス)が95.00点で金メダルを獲得した。11日の予選はトリプルコーク(TC)1440を決めて2位通過。決勝2回目でトリプルコーク(TC)1440のコンボ(2連続)を成功させ、ハイレベルとなった決勝でも攻めの姿勢で“3度目の正直”を果たした。22年北京大会の平野歩夢(27=TOKIOインカラミ)に続き、日本勢2大会連続の金メダルとなった。

 表彰台では感極まり、うれし泣き。名前が呼ばれる前から目頭を押さえて、喜びをかみしめた。金メダルをかけられると、満面の笑みを浮かべた。

 試技1回目は途中でバランスを崩しかけたが、持ち直してフルメーク。91.00点をマークし、2位につけた。試技2回目は難易度を上げ、トリプルコーク(TC)1440のコンボ(2連続)に成功。95.00点と得点を伸ばし、トップに立った。メダルを確定させて臨んだ3回目は、最後のトリックで転倒したものの、逃げ切った。

 前年の全日本選手権優勝、W杯初出場初優勝から勢いのままにたどり着いた18年平昌五輪は決勝2回目に激しく転倒し、11位。前シーズンはW杯全勝、Xゲーム、世界選手権、全日本選手権を全て制するパーフェクトイヤーを過ごし、満を持して挑んだ22年北京五輪は10位。4年に一度の五輪は、戸塚にとって屈辱と苦い思い出だけが残る舞台だった。

 3度目のミラノ・コルティナの舞台で今度こそ輝くために、この4年間はあらゆることに取り組んできた。技の部分では北京五輪前から練習していた斜め軸の縦3回転、横4回転するトリプルコークTC1440を、24年12月のW杯開幕戦でようやく初メーク。今季はさらに横回転を加えたダブルコーク1620も実戦で成功するなど、五輪で勝てるルーティンを構築してきた。

 不測の事態に対処できる対応力も磨いてきた。北京五輪ではパイプのサイズが予選から決勝で変化。高くなったリップに対応できず、満足に技を決められなかった。この4年間は10代の頃から指導を仰ぎ、岐阜・高鷲スノーパークなどでパイプのシェイパーを務める青木亮氏がつくり出す苦手な形状のパイプでもひたすら練習。雪、雨、風と多少の天候不良時もあえて練習し、対応力を磨いてきた。

 人事を尽くし、最後に頼るのは神頼み。毎シーズンの出発前には、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮を訪れておはらいを受けた。あらゆる策を講じた末にたどりついた、五輪の表彰台だった。

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