白鵬氏「新たなスター誕生が見られれば」新設の白鵬杯「成人の部」には男女の国内トップ選手が参戦予定

[ 2026年1月21日 05:15 ]

世界相撲大会「白鵬杯」の記者発表会見に出席した(左から)女子中量級元世界一の長谷川理央、白鵬翔氏、慶大相撲部監督の奈良文彦氏
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 大相撲の元横綱・白鵬翔氏(40)の名を冠した世界相撲大会「白鵬杯」の開催記者発表会見が20日、都内で開かれた。同大会は、白鵬氏が現役横綱だった2010年度に創設した少年相撲大会。今年は会場を両国国技館からトヨタアリーナ東京に移し、2月7~8日の2日間開催で行われる。

 今大会一番の注目ポイントは「女子の部」と「成人の部」が新設されたこと。国技館開催になる前の第3回大会以来13年ぶりに女子選手の参加が認められるようになり、以前は男女混合だったが今回初めて「女子の部」が設置された。白鵬氏が掲げる相撲の国際化や五輪種目採用という大きな目標へ向かうためにも、男女平等は必須条件。一昨年には白鵬杯女子の部の“前身”にあたる「ドリームガールズ杯」が開催された。かねて女子相撲の普及に力を入れてきた白鵬氏は「女子相撲は本当にすごいので見てもらいたい」と、男子とは違ったスピード感や柔軟性、技の多彩さなどの魅力をアピールした。

 また「成人の部」には、国内トップレベルの選手たちが出場する。男子は85キロ未満、100キロ未満、115キロ未満、115キロ以上、女子は55キロ未満、65キロ未満、80キロ未満、80キロ以上の計8階級で争われる。それぞれの階級に厳選された8人ずつが出場する予定となっており、毎年5月に世界選手権の代表決定戦として行われる「全日本個人体重別選手権」のようなハイレベルな戦いになりそうだ。世界選手権の代表決定戦ではジュニアの部(高校生以下)とシニアの部(大学生以上)に分かれて行われるが、今大会は高校生以上で一つのくくり。男子の軽量級や中量級では特に異例となる、高校生と大学生・社会人による熱戦が繰り広げられることも今大会の大きな見どころだ。

 今大会の参加者数は、現時点で男女合わせて1714人。日本を含む19の国や地域から出場する予定で、参加人数も参加国もともに過去最多を更新する見込みだ。白鵬氏は「今までの白鵬杯からガラッと変わって、こんなにたくさん集まって大会ができることをワクワクして楽しみにしています」と希望を膨らませた。横綱・大の里や大関・琴櫻ら現幕内力士の3割以上が出場を経験しているこの大会。「この土俵から新たなスター誕生が見られればうれしく思います」と期待を寄せた。トップレベルの選手が集う相撲ファン必見の大会は、2日間とも入場料無料で観戦できる。「(日本相撲協会を)退職して初めての大仕事。“白鵬は何をやっているんだ?”と思っている人もいるので、こういうことを一生懸命やっているんだと見てもらえればうれしい」と来場を呼びかけた。

 また、ゲストとして会見に同席した慶大相撲部監督で日本相撲連盟常務理事・国際相撲連盟理事の奈良文彦氏は、この大会が持つ意義について言及。成人の部と女子の部が新設されたことで「国や地域、ジェンダーを問わずいろいろな選手が集まる。相撲という競技の源、基盤である重要かつパワフルな大会になる」と論じた。さらに、国際化することで「それぞれの国の伝統スポーツの影響を受けた、いわば異種格闘技戦のようなエキサイティングな戦いもおもしろいと思う」と持論も展開。モンゴル相撲、レスリング、サンボなどの格闘技をバックボーンとする海外選手が相撲を専門とする日本の選手たちと対戦するところにも興味を見いだしていた。そして「国や地域に関係なく交流する姿が見られる。スポーツに国境がないこと、スポーツの持つ力、相撲の持つ力を感じていただければと思います」と、期待と願いを込めた。

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