新大関・安青錦、2敗守った!「我慢」でトップタイ浮上 九重審判長「エンジンかかってきた」

[ 2026年1月21日 05:20 ]

大相撲初場所10日目 ( 2026年1月20日    両国国技館 )

<大相撲初場所10日目>隆の勝(左)を攻める安青錦(撮影・須田 麻祐子)
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 新大関・安青錦が隆の勝を押し出し、2敗を守った。1敗で単独首位の関脇・霧島が大関・琴桜に寄り切られたため、5人が2敗で並ぶ混戦となった。安青錦は06年夏場所の白鵬以来、20年ぶりの新大関優勝を目指す。連敗の横綱・豊昇龍は小結・王鵬を上手出し投げで下したが、横綱・大の里は取り直しの末に平幕・熱海富士に押し出され、横綱初の3連敗で4敗目となった。

 苦しんだ先にチャンスはあった。安青錦は隆の勝の強烈な突っ張りにも、得意の前傾姿勢を崩さず前進。土俵際の相手のいなしにも対応して足を運び、相手の左腕をたぐって最後は押し出した。「うまく対応できた」。支度部屋では冷静に振り返り、10日目での給金直しには「目指しているところではない。一番一番に集中していきたい」と言い切った。

 この日のテーマは「我慢」。勝機を探り、決して攻め急ぐことはなかった。苦しい取り組みの中で前傾姿勢を保ち続けられるのも、自身に言い聞かせるその2文字があるからこそ。母国ウクライナでは相撲と並行してレスリングにも取り組んだ。「我慢できたと思います。相手より、我慢することを意識しました」。多彩な技を窮地で引き出した13秒1の土俵は、新大関の魅力が詰まっていた。

 1敗で単独首位の霧島が琴桜に寄り切られたため、自身を含め5人が2敗でトップに並んだ。取組を見守った九重審判長(元大関・千代大海)は「引っ掛けというかとったりというか。あれが勝負の分かれ目。手が下から下から出る。大関はエンジンがかかってきた」と評価。残り5日になった優勝争いについては、最終的に3敗までが圏内とし「安青錦が筆頭になる」と予想した。

 先場所は初土俵から14場所で幕内初優勝を果たした。新大関優勝なら白鵬が06年夏場所、14勝1敗で達成して以来20年ぶり。横綱、大関陣で唯一、2敗を守った安青錦が2場所連続の賜杯へ前進した。

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