【ラグビー大学選手権】伊藤龍 明大頂点導いた! “最小兵”ピッチ支配し司令塔対決制す

[ 2026年1月12日 05:30 ]

ラグビー全国大学選手権決勝   明大22ー10早大 ( 2026年1月11日    東京・MUFG国立 )

<明大・早大>前半、ラックの脇を抜け出した伊藤龍がトライ(撮影・篠原岳夫)
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 1メートル70、79キロ。SHを含め明大の登録メンバー23人で最も小柄なSO伊藤龍が、大きなピッチを完全支配し、7年ぶりの大学日本一に導いた。キック、パス、ランと三拍子そろったゲームコントロールで永遠のライバルを下し、「簡単な道のりじゃなかった。最善を尽くした結果、優勝になった」と満面の笑みを浮かべた。

 風下の前半は国内屈指の飛距離を持つ相手SO服部に何度も蹴り込まれたが、風の影響を受けにくい低い弾道で蹴り返し、ピンチを未然に防ぐファインプレー。数的有利だった前半33分には、パスが乱れて相手の動きが止まったわずかな隙を突いて自らランし、リードを広げるトライを奪った。後半8分には前半の“幻影”を生かし、相手防御が寄ってきたところでFL大川にロングパス。トライをアシストし、「(以前は)ランが得意だったと思うが、あんばいを学んだ」と胸を張った。

 体は大きくないが、スキルに加えて試合状況やピッチ全体を俯瞰(ふかん)して見られる、司令塔としての資質全てを兼ね備える。昨年はU23日本代表にも選ばれ、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチの指揮下で海外チームとの試合にも出場。その経験を見事に還元した10番に、神鳥監督も「代えの利かない選手。今季はプレーの一貫性も出てきたので、これからの成長も楽しみ」と手放しで賛辞を贈った。

 最終学年となる来年度は、追う立場から追われる立場となる。「2連覇は難しくなるが、また一から頑張りたい」。令和に輝くメイジの司令塔が、再び大学日本一を目指す。

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