800m日本記録保持者・久保凛 高校卒業後の積水化学入り表明 競技専念プロで「強くなれると思った」

[ 2026年1月12日 15:25 ]

報道陣の取材に応じ、積水化学入りを表明した久保
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 陸上女子800メートル日本記録保持者の久保凛(17=東大阪大敬愛高)が12日、卒業後の進路として「積水化学」に進むことを表明した。

 後輩たちのサポートとして帯同した第38回大阪高校女子駅伝(ヤンマー)の大会後、自ら明かして「800メートルを強くなれると思ったのが、積水化学のトゥーラップスでした」と説明。積水化学に入団し、陸上トラッククラブ「TWOLAPS TC」で活動する予定で、競技に専念できるため、プロとして活動するという。

 「TWOLAPS TC」は横田真人氏が代表を務める中・長距離の陸上トラッククラブ。横田氏から誘われたことがきっかけでクラブ入りを決め、久保は「経験を積んで、次の世界陸上、五輪を目指していきたい」と目標を語った。

 積水化学の女子陸上競技部は、1997年4月に創部。千葉県柏市周辺を活動拠点としている。チームの愛称は「セキスイフェアリーズ」。過去には00年シドニー五輪マラソン金メダルの高橋尚子や、97年世界選手権アテネ大会マラソン優勝の鈴木博美らが在籍した。

 現在の部員は13人。新谷仁美や佐藤早也伽、山本有真、卜部蘭、木村友香らが所属している。スタッフには野口英盛監督、田中雄也コーチ、田島洸樹コーチがいる。また、新谷などは「TWOLAPS TC」にも所属しており、久保も同様の形になる。

 和歌山県串本町出身の久保は、小学1年からサッカーを始めた。高学年のときに祖母・浩子さんの勧めで駅伝大会に出場し、区間賞を獲得。潮岬中から本格的に陸上を始めた。

 東大阪大敬愛高に進学し、才能が本格化。昨年7月の日本選手権で2連覇を達成し、決勝では1分59秒52をマークして自身の持つ日本記録を更新した。9月に東京で開催された世界選手権に出場。予選敗退に終わったが、高校生で世界の大舞台に臨んだ。

 今後に向けては「800メートルで、世界で活躍したい思いがある。800メートルでやっていきたい」と話してきた久保。今月20日に18歳の誕生日を迎え、4月以降は新たな一歩を踏み出す。

 ◇久保 凛(くぼ・りん)2008年(平20)1月20日生まれ、和歌山県串本町出身の17歳。小学1年からサッカーを始め、主なポジションは右MF。和歌山県U―12トレセンメンバーに選ばれた経験を持つ。祖母・浩子さんが指導する陸上クラブに小学校低学年から通い、潮岬中から本格的に始める。当初はハードル種目に取り組んだが、中1の途中から中距離へ。中3で全日本中学選手権800メートルで優勝。サッカー日本代表の久保建英(Rソシエダード)はいとこ。1メートル68。

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