【Sスケート】吉田 女王に肉薄2位500メートルに続いて1000メートルでも五輪確実 家族の応援力に

[ 2025年12月28日 04:45 ]

スピードスケート ミラノ・コルティナ五輪代表選考会券全日本選手権第2日 ( 2025年12月27日    長野市エムウェーブ )

女子1000メートル、滑走する吉田(撮影・小海途 良幹)
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 女子1000メートルでは、吉田雪乃(22=寿広)が1分14秒66で日本連盟の派遣標準記録の最高位SS(1分14秒67)を上回り、500メートルと2種目での五輪代表を確実にした。既に代表権を得ている高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が1分14秒53で2連覇を達成。男子1500メートルでは野々村太陽(24=博慈会)が1分45秒26の大会新記録で初優勝し、初代表を手中に収めた。五輪代表メンバーは28日の全競技終了後に発表される。

 今季台頭した吉田が、五輪女王に肉薄した。中盤までリードを奪い、同走の高木が追いかける直接対決。最終コーナー出口でわずかにバランスを崩し、高木にかわされたが、派遣標準記録SSを0秒01上回る文句なしの代表切符となった。「最初の600メートルでリードしたかった。必死に逃げるようなレースをしたのがタイムにつながった」と語った。

 発奮材料があった。父・昭男さん(61)や母・真由美さん(58)ら多くの応援団がメダルに期待がかかる本命500メートルだけでなく、1000メートルの日程も含めたミラノ行きの準備を進めていた。「かなりの値段するらしいので…。1000メートルの代表権が獲れなかったらホテルも航空券もキャンセルが利かない。どうしよう…」。周囲の期待にも後押しされる形で結果を残した。

 好レースをそろえた2種目でのメダル獲得が視野に入るが、つかの間の小休止に入る。11月から続くW杯の連戦、全日本と戦い抜き「年末はこれで終わりです」。岩手県盛岡市の自宅には愛犬3匹が待っており「においをかぎたい」と再会を心待ちにする。「家族もチケット取っているので変な滑りはできない。1000メートルも出るからにはしっかり滑りたい」。充電期間を経て、夢舞台への最終調整に入る。(大和 弘明)

 ◇吉田 雪乃(よしだ・ゆきの)2003年(平15)1月29日生まれ、岩手県盛岡市出身の22歳。盛岡工高から本格的にスケートを始める。24年11月のW杯長野大会500メートルで初優勝。日本勢の同種目Vは小平奈緒以来3季ぶりの快挙だった。同種目で25年世界距離別選手権6位、今季のW杯第4戦ハーマル大会優勝。名前の由来は「大雪の日に生まれたから」(母・真由美さん)。趣味は犬観賞、スイーツ巡り。1メートル64。

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