【高校ラグビー】満身創痍の東海大静岡翔洋が初戦で涙 骨折後2週間で復帰のFB小林気迫のプレーも

[ 2025年12月28日 21:00 ]

第105回全国高校ラグビー1回戦   松山聖陵36―0東海大静岡翔洋 ( 2025年12月28日    花園 )

<松山聖陵・東海大静岡翔洋>初戦敗退に涙の東海大静岡翔洋フィフティーン(撮影・北條 貴史)
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 1回戦2日目が行われ、静岡県代表の東海大静岡翔洋は松山聖陵(愛媛)に0―36で敗れた。左足首の剥離骨折から2週間で復帰し、フル出場したFB小林陽向(3年)をはじめ、満身創痍(そうい)でスタメンに連ねた3年生たちが奮闘するも、1トライも取ることなく、聖地での戦いを終えた。

 ノーサイドの笛が鳴るとFB小林は膝から崩れ落ちた。「勝ちたかったです。ここまで3年間きつい思いをして、一緒に助け合って乗り越えてきた仲間なので、最後までやり切る気持ちだけでした」。左足の痛みをこらえて走り回り、キックでチャンスをつくろうとしたが、ことごとく押し戻され、ボールが敵陣のトライラインを越えることはなかった。

 序盤に得点すれば流れが変わったかもしれない。試合開始直後に先制トライを許すも、2度連続で訪れた敵陣でのチャンスにチームはPGを選択。小林に託された。「自分のキックでチームを勝たせてあげようと思ってたんですが…」。しかし、立て続けに外し、この日、計3度のPGは一本も決まらなかった。練習に復帰したのは2日前。完全には骨がくっついていない軸足の左足首を言い訳にしなかったが、本来の精度を欠いたのは明らかだった。

 小林だけでなくセンターラインの3年生は軒並み骨折やじん帯損傷から復帰して1カ月もたっていなかった。特にFWリーダーのPR水野信太郎(3年)は、県予選準決勝前に脱臼した右肩を5日の練習で再び脱臼。「ずっと右肩がパカパカしてました」といつ再発してもおかしくない状態で、最前線で約20キロ差の体重がある相手と対峙(たいじ)していた。

 スタメン1、2年生5人が残る。小林は「強くなれるマインドを持ったプレーヤーばかりなので、絶対後輩たちは花園ベスト16を獲ってくれるのを信じています」と果たせなかった目標を託した。痛みをこらえて戦った3年生の姿は、必ず1、2年生たちが再び花園に立つ活力となる。

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