【高校ラグビー】高鍋No・8が亡き母に捧ぐトライ「見てくれたかな」試合前に涙、聞こえた天国からの喝

[ 2025年12月28日 16:05 ]

第105回全国高校ラグビー1回戦   高鍋41―7盛岡工 ( 2025年12月28日    花園 )

<全国高校ラグビー 盛岡工×高鍋> 前半、ガッツポーズをする高鍋・石川(右) (撮影・平嶋 理子) 
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 全国高校ラグビー大会は28日に1回戦14試合が行われ、高鍋(宮崎)は、盛岡工(岩手)を41―7で下して5大会連続の初戦突破を決めた。

 計7トライと着実に得点を積み重ねた中、最後はNo・8石川晄ノ介(3年)が亡き母に捧ぐダメ押し点を挙げた。

 36―7の後半21分、中央付近のラックを押し込んだ。「自分たちのミスで苦しんだけど、苦しい場面で得点を取り切れるところが自分たちの強み。(天国の母は)今日も見てくれていたと思います」と胸を張った。

 母・嘉子さんは、延岡東(宮崎=現・延岡星雲)でラグビー部マネジャーを務めていた。その母からの勧めと、15年ラグビーW杯で日本代表の五郎丸歩が活躍する姿を見て、小3からラグビーを始めた。

 母はラグビーの話題になると熱くなり、石川は「口うるさかったですね」と笑って振り返る。しかし1年夏に母が白血病に発症し、同年12月に他界。「お母さんのご飯食べたいな…」と拭えない寂しさを乗り越え、ラグビーに打ち込んできた。

 試合前、生前の母から届いた「今年は病気で応援に行けんけど、来年は家族全員で行くからね」とのLINEを見返した。「うるっときました」と涙をぬぐい、花園に立った。

 大会初戦は前半1分に先制するなど大量得点の雰囲気も漂っていた中、苦戦する時間帯も続いた。「お母さんは“もっと動かんね!”と怒っていると思います」と苦笑い。16大会ぶりの3回戦進出へ、気合を入れ直した。

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