【全国高校ラグビー】岐阜聖徳学園 部員1人から再出発して初出場も佐藤監督「日本一に向けての第一歩」

[ 2025年12月22日 05:30 ]

花園に向け、エナジーポーズを決める岐阜聖徳学園の選手とマネジャー
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 創部23年目の岐阜聖徳学園が新たな歴史の扉を開いた。県大会決勝で関商工を28―17で下し、初の花園切符を獲得。岐阜県の代表校が関商工と岐阜工以外となるのは、1957年度の加茂以来で、実に68年ぶりだ。部の立ち上げから指導に携わる佐藤剛史監督(51)にとっては通過点。「日本一に向けての第一歩。(全国では)まずはタックル勝負」と言葉に力を込める。

 転機は2016年。体を動かす意義、友達づくりなどを軸に部活動をしていたが、3年生が引退して部員が1人になった。「この方針では人が集まらない」と感じた佐藤監督は、一気に針を振り切った。「ラグビーをやりたい子とやろう。日本一を目指そう」――。無名の状況から再スタートし、17年の県大会は初戦で岐阜工に0―128で敗れた。

 ただ、選手時代に関商工で全国に出場した指揮官の熱意に触れ、少しずつ生徒が集まった。「チーム一のタックラー」と指揮官が称するFL三原遼太郎(3年)は大阪の長瀬中出身で「自分たちで初出場を手に入れたくて聖徳を選んだ」。大阪出身のCTB奥野虎翔(とわ、1年)は関西の強豪校から誘いを受けながら「先生が“一緒に歴史を変えよう”と言ってくれて」と岐阜にやってきた。

 チームのモットーは「自立」。選手全員が主体的に練習や試合に取り組む。WTB坂部太河副将(3年)は「目標は日本一ですけど、まずは1勝。花園でも、強く突き刺さる一撃必殺のタックルを見せたい」と意気込む。1回戦は隣県の強豪校、中部大春日丘(愛知第1)と対戦。部の歴史に輝かしい一ページをしるす戦いが始まる。 (西海 康平)

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