【スノーボード】19歳・山田琉聖が初V 初の五輪代表入りへ大きく前進「信じられない」

[ 2025年12月21日 05:30 ]

スノーボードW杯ハーフパイプ(HP)第2戦 ( 2025年12月19日    米コロラド州コッパーマウンテン )

スノーボードW杯男子ハーフパイプ第2戦で優勝した山田琉聖
Photo By 共同

 決勝が行われ、男子は19歳の山田琉聖(チームJWSC)が94・50点で初優勝を果たし、来年2月のミラノ・コルティナ五輪での初代表へ大きく前進した。また2位の戸塚優斗(24=ヨネックス)は全日本スキー連盟の定める派遣推薦基準を満たし、3大会連続の代表入りが確実となった。女子では22年北京五輪銅メダルの冨田せな(26=宇佐美SC)が今季初の表彰台となる2位に入った。

 トリックの高回転化が進む時代に逆らうように、独創的な滑りを貫く山田が、W杯参戦4季目で初の頂点に立った。北京五輪王者の平野歩夢は不在だったが、戸塚優斗や平野流佳を破る価値ある1勝。普段は物静かな19歳だが「まだ信じられない。びっくりというか、純粋にうれしい」と興奮を隠さなかった。

 1回目は各技の着地がやや乱れ、77・50点で4位。それでも臆せず、後のない2回目も同じルーティンにこだわった。最初の2つの技は前方に回転をかけるマックツイストで魅せると、続いてダブルコーク1440(斜め軸の縦2回転、横4回転)でつなぎ、最後に側方宙返りする逆スタンスでの珍しい大技を完璧に着地。初めてこのルーティンを成功させ「ずっと立てなくて悔しい部分があった。やっと決められて良かった」と喜んだ。

 平野歩が決めたトリプルコーク(TC)1440(斜め軸の縦3回転、横4回転)が限界とされた22年北京五輪から、間もなく4年。2連続のTC1440や4回転半に成功する選手も現れる中、「逆に自分のルーティンが際立って見えたらいい」と我が道を貫く。初の五輪代表入りが近づいても「着々と自分のやるべきことをやれたら」と語る19歳が、五輪でも大仕事をやってのける雰囲気をまとってきた。
 ◇山田 琉聖(やまだ・りゅうせい)2006年(平18)3月25日生まれ、北海道出身の19歳。両親の影響で5歳でスノボを始め、10歳からハーフパイプを開始。22~23年シーズンからW杯に参戦。24~25年シーズンの開幕戦で初の表彰台となる3位に入るなど、ここまで優勝1回を含む表彰台3度。スタンスはレギュラー。

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