【ジャンプ】新ヒロインだ!丸山希、W杯開幕3連勝 高梨沙羅以来の快挙「一戦一戦を楽しんで」

[ 2025年11月30日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第3戦 ( 2025年11月28日    スウェーデン・ファルン、ヒルサイズ=HS95メートル )

W杯ジャンプ女子個人第3戦で開幕3連勝を果たして喜ぶ丸山希(前列右から2人目)ら日本チーム
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 来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪で初出場を目指す丸山希(27=北野建設)が94メートル、91メートルの合計229・6点で優勝を飾った。W杯初勝利となった今季の個人第1戦から開幕3連勝。日本女子の初優勝からの3連勝は初、女子の開幕から3連勝は13~14年シーズンに4連勝した高梨沙羅(29=クラレ)以来で2人目となった。高梨は同187・3点で今季初のトップ10となる9位に入った。

 五輪シーズンの女子ジャンプ界に、新たなヒロインが現れた。差の開きにくいノーマルヒルで丸山が2位に18・5点、飛距離換算で9メートル以上の大差をつける圧勝。しかも、初優勝した開幕からの3連勝だ。「凄くうれしい。今シーズンで一番のいいジャンプができた」と、3本の指を立てて喜びを表現した。

 直前の公式練習は状態の悪い助走路に苦しんだ。K点(90メートル)のはるか手前に落ち、「凄く緊張した」という。それでも本番前にイメージを立て直した。1回目は危険な飛びすぎを懸念するコーチの判断でスタート位置を大半の選手より2つ下げながら、ヒルサイズにあと1メートルに迫る94メートルのビッグジャンプ。2回目も91メートルを飛び、他を寄せつけなかった。

 夏場から助走を見直したことが、今季の圧倒的な飛距離につながっている。足裏の感覚を重視し、重心位置が安定するよう練習を積んだ。「だんだん体が覚えてきて、考えなくてもできるようになってきた」と丸山。踏み切りで、より力を伝えられるようになった。

 開幕から3戦続けて表彰台の中央に立つのは、W杯最多通算63勝を誇る高梨以来の快挙となった。「偉大な記録をつくった沙羅さんには足元にも及ばないが、一戦一戦を楽しんで優勝を積み重ねたい」。新たな冬の主役から目が離せない。

 ◇丸山 希(まるやま・のぞみ)1998年(平10)6月2日生まれ、長野県野沢温泉村出身の27歳。姉の影響で小1で初めてジャンプをし、小4で本格的に競技を始める。長野・飯山高、明大を経て北野建設に所属。18年1月のリレハンメル大会でW杯初出場。世界選手権は4度出場し、23年個人ラージヒル4位。今夏の国際大会、グランプリで個人総合優勝を飾った。身長1メートル61。

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