安青錦、決定戦制し初優勝!豊昇龍に“4連勝”「素直にうれしい」 ウクライナ出身初、大関昇進確実に

[ 2025年11月23日 17:40 ]

<大相撲九州場所千秋楽>優勝決定戦で豊昇龍を送り投げで破り、初優勝を決めた安青錦 (撮影・成瀬 徹) 
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 大相撲九州場所は23日、福岡国際センターで千秋楽の取組が行われ、新関脇の安青錦(21=安治川部屋)が横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)との優勝決定戦を制して初優勝を決めた。ウクライナ出身力士では初の賜杯。初土俵から14場所での初Vは、年6場所制では24年春場所の尊富士の10場所に次ぐ2番目(付け出しを除く)のスピード記録となった。審判部が昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長に要請、受諾されたことで安青錦の大関昇進が確実になった。

 三つ巴の優勝争いを繰り広げていた横綱・大の里が千秋楽当日の朝に休場する異例の展開。安青錦は本割で大関・琴桜に内無双で勝って12勝3敗とし、大の里の休場により不戦勝となった豊昇龍との決定戦へ駒を進めた。

 決定戦では立ち合いから低い体勢で前に出ると左でまわしをつかんで横綱を後ろ向きにし、送り投げを決めて勝利。安青錦は感無量の表情を見せ、横綱初優勝を逃した豊昇龍は右手で土俵を叩いた。

 館内の優勝インタビューでは「素直にうれしいです」と喜びを表現した。

 今年春場所の新入幕から4場所連続11勝を挙げる快進撃。2場所前の名古屋場所は東前頭筆頭で「三役で3場所33勝」という大関昇進の目安にはあてはまらないが、場所前には優勝争いに絡めば内容次第であるいは…という期待が高まっていた。

 今場所は13日目に大の里との際どい一番に敗れて3敗に後退したが、14日目に豊昇龍に初対戦から3タテを食らわせて11勝で並び、優勝争いに踏みとどまった。

 初優勝で見えてきた大関昇進。初土俵から14場所での昇進なら、年6場所制度では琴欧州の19場所を大きく更新する史上1位のスピード昇進となる。

 母国ウクライナがロシアの侵攻を受け、2022年4月に来日。それから約3年、21歳の快進撃で母国に大きな勇気を届けた。 

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