【玉ノ井親方 視点】大の里は一見危ない相撲も…相手の投げの威力を半減

[ 2025年11月22日 04:30 ]

大相撲九州場所13日目 ( 2025年11月21日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所13日目>安青錦(右)に対し、もろ手突きから攻め込む大の里(撮影・亀井 直樹) 
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 大の里は土俵際で安青錦に頭を押さえ込まれ、足が流れて上体が傾いた。一見すると危ない相撲だったが、見た目ほど内容は悪くなかった。当たってすぐに右を差し、定石通りに差し手の方に寄って出た。かいなを返しながら出ていたので、相手の投げの威力も半減させることができた。

 一方の安青錦は善戦した。取った左上手が深く、左に回り込んだ際に横綱についてこられた。もっと浅くまわしを取っていれば、展開も変わっていた可能性がある。まわしを取ってすぐに出し投げを打ったり、横に食らいついて、相手の右を自由に使わせないようにできれば、横綱を慌てさせることもできる。今までは大の里に一方的に敗れていたが、攻略の糸口も見えた一番だった。敗れはしたが、成長を感じさせた取り口だっただけに、14日目の豊昇龍戦も面白い相撲を取ってくれそうだ。(元大関・栃東)

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