【体操】体操界の翔平が「来年は世界で金メダル」 川上が全日本種目別平行棒を連覇

[ 2025年11月16日 18:08 ]

全日本体操種目別選手権 ( 2025年11月16日    群馬・高崎アリーナ )

<第79回全日本体操種目別選手権・決勝>鉄棒の演技をする川上翔平(撮影・河野 光希)
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 種目別の決勝が行われ、平行棒は川上翔平(22=徳洲会体操クラブ)が、連覇を達成した。10月の世界選手権(ジャカルタ)で個人総合3連覇の橋本大輝(24=日本生命・セントラルスポーツ)、種目別平行棒銀メダルの角皆友晴(19=順大)、パリ五輪3冠の岡慎之助(22=徳洲会体操クラブ)の男子代表3人を抑えた。

 インドネシアに向かう世界選手権代表チームを、空港から見送ったときの虚しさを、川上は忘れられないという。「代表の補欠は、合宿に参加するだけで、帯同はできないんです」。悔しい。モチベーションもない。「あの苦しさが、強くなりたい、勝ちたいにという気持ちに変わった」と振り返った。

 今年は、初の代表入りの自信はあった。だが、選考会だった4月の全日本選手権で、川上は練習中に右足首を骨折し、両足首のじん帯を損傷する大けがを負った。橋本、岡に続く第3のエースと期待される中でのアクシデントだった。

 この日の種目別平行棒と鉄棒の決勝は、絶好のリベンジの舞台だった。平行棒は、世界選手権3連覇の橋本、同平行棒銀メダルの角皆、同7位の岡がいる。鉄棒には世界選手権鉄棒銀メダルの橋本、同4位の角皆が決勝に残っていた。

 平行棒は「3人とDスコア(演技難度)は変わらない。満足する演技ができた人が優勝する」と臨んだ。完璧な実施で14・766点をたたき出して連覇を達成。「ディフェンディングチャンピオンのプレッシャーの中で勝ち切れたのは、自信になる」と話した。

 高難度の技の出し合いとなった鉄棒は、コールマン、カッシーナ、ウィンクラーの手離し技を成功。優勝は手離し技4つを盛り込んだ角皆に譲ったが、14・533点で2位に入った。

 男子の村田憲亮強化本部長は「川上は来年も個人総合に絡んでくると思う」と、橋本、岡に続くオールラウンダーの台頭を期待する。川上も「アピールはできたと思う。来年は、世界選手権の団体と個人総合で金メダルを獲るのが目標」と、気持ちは初の代表入りを乗り越えて、表彰台の真ん中を見ている。

 名前は「翔平」。教育実習の自己紹介で、「大谷選手と同じ翔平です」と話したら、生徒から「翔平さん」と呼ばれるようになったという。「すぐに覚えてもらえる名前。大谷選手は、こういう人にならないといけないという存在です」。世界一の体操選手になれば、その希望は叶う。

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