【玉ノ井親方 視点】危ない相撲でも負けないのが大の里の強さ 気持ちが乗ってくる勝ち方

[ 2025年11月16日 19:51 ]

大相撲九州場所8日目   ○大の里(はたき込み)玉鷲● ( 2025年11月16日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所8日目>玉鷲(左)をはたき込みで下す大の里(撮影・栗木 一考)
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 危ない相撲でも負けないのが大の里の強さ。

 立ち合いは右を差しにいった。馬力のある玉鷲に押し込まれ、喉輪で上体を起こされた。そこから相手の腕をふりほどいて、いなしながら左に回り込んだ。最後ははたき込みで勝負を決めた。

 勝因は、差した右で下手を引いていたことだ。左からのおっつけが利かず、押し込まれたものの、まわしに手が届いていたため土俵際で残ることができた。もし、まわしに手がかかっていなかったら、玉鷲にもっと下から押し上げられて、前に出られていただろう。懐の深さも生きた。

 本場所は15日間の長丁場。横綱といえども常に自分の相撲を取りきることなどできない。だからこそ、こういう危ない一番を拾っていくことが重要になる。

 これでストレート給金。こういう勝ち方をすると、警戒して気をつけて取るようになるし、負けなかったことで気持ちもだんだん乗っていく。(元大関・栃東)

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