【高校ラグビー】早実が接戦制して2年ぶりの花園決定! 目標と目的「他喜力」でつかんだ聖地への切符

[ 2025年11月9日 19:41 ]

全国高校ラグビー大会東京都予選 第二地区決勝   早実27―22東京 ( 2025年11月9日    秩父宮 )

<東京・早実>東京を破り喜ぶ早実の選手ら(撮影・郡司 修) 
Photo By スポニチ

 早実が東京を27―22(前半17―5)で下し、2大会ぶり9度目の花園出場を決めた。

 早実は前半3分、敵陣右ラインアウトから攻撃を展開してHO村山康剛(2年)が先制トライ。同11分には敵陣でタックルからボールを奪って最後はNo・8斎藤俊太(3年)がトライゾーンに押し込んだ。さらに同20分、CTB中山大翔(2年)のオフロードパスを受けたCTB稲木新太(3年)がトライ。同26分にラインアウトモールで5点を返されたが、17―5とリードして折り返した。

 後半5分、CTB中山が約35メートルのペナルティーゴール成功。その後1トライを与えて20―10で迎えた同15分、敵陣ゴール前のラインアウトモールでHO村山がトライを決めて点差を17に広げた。しかし、ここから2トライを許して27―22の5点差に。後半ロスタイム、1トライで同点という状況で自陣に攻め込まれるピンチを迎えたが、FB河村和樹主将(3年)がキックで敵陣まで戻してなんとか脱出。もう一度攻め返してくる相手を必死のディフェンスでしのいで逃げ切った。

 FB河村は「去年は決勝で負けて花園に出られない悔しい経験をしたので、ここを目標にきつい練習も頑張ってきた。凄く苦しい試合だったけど、この1年やってきたことを思い出して声を掛け続けたらみんなも応えてくれた」と笑顔。自身は1年時に花園を経験しており「細かいところまでこだわっていかないと花園で勝つのは難しいと1年の時に感じた。それを今の1、2年生にも伝えていく必要がある。まだ花園で勝ったことないので、まずは花園で勝つことにこだわっていきたい」と聖地での勝利を見据えて意気込んだ。

 今季のチームは、3年生が中心となって話し合い「目標」と「目的」を設定。花園出場を「目標」とし、人に勇気を与えることを「目的」とした。「何のためにラグビーをやっているのだろうと考え直して、見ている人に勇気を与えるという目的を持つことが大事なのではないかと思えた」と河村主将。「他喜力(たきりょく)」という造語を掲げ、他の人のために頑張ろうとすることで自分がより頑張れる、という考えが原動力になった。

 早実が花園出場を決めた直後、同日に味の素フィールド西が丘で行われた全国高校サッカー選手権予選東京都Bブロック準決勝で早実が勝利。ラグビー部とサッカー部両方が全国出場を果たした一昨年の“再現”に王手となり、秩父宮へ応援に駆けつけた早実生たちから歓声が上がっていた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年11月9日のニュース