フィギュア紀平梨花 アイスダンス転向「ワクワクしている」 “りかしん”西山真瑚とミラノ五輪目指す

[ 2025年9月30日 04:00 ]

アイスダンスのカップル転向を発表した紀平(左)と西山(提供写真)
Photo By 提供写真

 フィギュアスケート女子で全日本選手権2連覇などの実績がある紀平梨花(23=トヨタ自動車)が29日、カナダからオンラインで会見し、アイスダンス転向を電撃表明した。西山真瑚(しんご、23=オリエンタルバイオ)とカップルを結成。来年2月のミラノ・コルティナ五輪出場を目指す。

 紀平は「大きなチャレンジにワクワクしている」と抱負を語り、五輪について「可能性がある限り諦めず、チャンスをつかんでいけるよう努力したい」と意気込んだ。今月からモントリオールを拠点に練習を開始。2人の名前を取った愛称は“りかしん”で、西山は「その愛称で応援していただけたらうれしい」と語った。

 紀平は4年前に負傷した右足首の疲労骨折から完全復活できず、五輪最終選考会となる12月の全日本選手権につながる今月の中部選手権を欠場。シングルでの五輪出場が消滅したが、新しい挑戦に「今は前を向いている」と心境を語った。

 ミラノ五輪は日本のアイスダンス個人戦出場枠はなく、団体戦での参戦を目指すことになる。デビューは10月31日から始まる全日本選手権アイスダンス予選会(滋賀)。そこで上位に入り、12月の国際大会派遣に必須の技術点合計98点以上が五輪につながる条件となる。結成直後から険しい道が待つが2人で手を取り合い突き進む。

 ▽シングルからアイスダンス転向 過去の有力選手では男子で10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔さんがいる。20年に村元哉中さんと“かなだい”を結成。22年北京五輪出場はならなかったが、22年全日本選手権優勝、23年世界選手権で日本勢最高に並ぶ11位と実績を残した。今季は男子で22年全日本選手権準優勝の島田高志郎が転向。シングルと両立する櫛田育良と“いくこう”を結成し、30年五輪出場を目指している。

 ◇紀平 梨花(きひら・りか)2002年(平14)7月21日生まれ、兵庫県西宮市出身の23歳。シニア1年目の18年NHK杯で日本勢初のGP初出場優勝。同年のGPファイナルも制した。全日本選手権、四大陸選手権ともに19、20年に2連覇。3回転半が武器で4回転サルコーも成功。1メートル55。

 ◇西山 真瑚(にしやま・しんご)2002年(平14)1月24日生まれ、東京都出身の23歳。度重なる負傷もあり18年にアイスダンス転向。吉田唄菜、高浪歩未、田中梓沙とカップルを経験。昨季限りで解散した田中との“あずしん”では四大陸選手権2年連続出場、25年冬季アジア大会銅メダル。1メートル72。

続きを表示

「紀平梨花」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2025年9月30日のニュース