“夏男”細川和彦の誓い「自分もまだこれから」 プロテスト合格の長男・和広に刺激

[ 2025年9月30日 05:00 ]

スポニチチャリティーゴルフシニアプロアマ大会2025 ( 2025年9月29日    茨城県 太平洋クラブ美野里C(プロ6475ヤード、アマ6039ヤード、女子5197ヤード、いずれもパー72) )

<スポニチチャリティーゴルフシニアプロアマ大会2025>1番、ティーショットを放つ細川和彦(撮影・大城 有生希)
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 震災遺児を支援するチャリティー大会として開催された。男子シニア17人、ゲストの樋口久子日本女子プロゴルフ協会顧問、アマチュア49人が参加。初出場の細川和彦(54=茨城ゴルフ倶楽部)らが、競技生活で培った円熟の技を披露し大会を盛り上げた。集まったチャリティー金42万5000円は毎日新聞東京社会事業団を通じ、震災遺児を応援する「毎日希望奨学金」に寄付された。

 真夏を思わせる暑さの中、レギュラー時代に“夏男”と呼ばれた細川がチーム戦をリードした。「自分はたいして貢献していないですよ。一緒に回ったアマチュアの皆さんが、僕が打つ前にチャンスのパットを決めてくれたので助かりました」と謙虚に同伴競技者のプレーを称えた。

 今大会は震災遺児の支援を目的に実施されたチャリティーイベント。細川もそうした活動には積極的で、自宅のある茨城県守谷市や常総市に車椅子やマイクロバスなどを寄付し、東日本大震災の時には所属コースの協力を得て長靴やトイレットペーパー、傘などを避難所に送った。「支援は続けていくことが本当に大事ですよね」と思いを口にする。

 ツアー通算8勝を誇る実力者。21年にはシニアツアーでも優勝した。今季はベスト10入りが1回と不振が続くが「周りからは“子供に運が行ったんだから仕方がないよ”と言われています」と笑う。実は今月5日に長男・和広(25)が3度目の挑戦でプロテストに合格。自分と同じツアープロを目指し奮闘中だ。

 細川には忘れられない言葉がある。若手の頃に王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)に「日本で一番高い山は富士山だというのは誰でも知っているよね。でも2番目の山は?と聞かれてもすぐには出ないよね。それと同じで2位は忘れられてしまう。優勝しないと駄目だよ」とプロの心構えを説かれた。その金言を今は息子にも伝えている。「自分もまだこれからです」。長男の成長に刺激を受け“夏男”がゴルフ界の秋シーズンを盛り上げていく。 (大渕 英輔)

≪ゲスト参加樋口顧問 来年以降も参加意欲≫
 今年はゲスト参加でプレーした日本女子プロゴルフ協会の樋口久子顧問は「楽しめました」と笑顔で振り返った。例年、大会の趣旨に賛同して参加しており、今年も元気にラウンド。「健康でいられることに感謝し、ゴルフを通じて貢献させていただきます」とコメントした。来年以降の継続参加にも「またお役に立てることができれば」と元気な声で意欲を示した。

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