豊昇龍“必死の変化”V争い残った! 2敗死守で千秋楽の横綱決戦へ「集中」

[ 2025年9月28日 05:00 ]

大相撲秋場所14日目 ( 2025年9月27日    両国国技館 )

<秋場所14日目>若隆景(左)をはたき込みで破る豊昇龍(撮影・郡司 修)
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 横綱・豊昇龍が関脇・若隆景をはたき込み、2敗を守った。1差で追う横綱・大の里は大関・琴桜に不戦勝で13勝目。千秋楽の横綱対決で大の里が勝てば2場所ぶり5度目の優勝。敗れると両者の優勝決定戦にもつれ込む。豊昇龍が逆転すれば4場所ぶり3度目の優勝。ともに横綱としての初制覇を目指す。新小結・安青錦は平戸海をはたき込んで11勝とした。

 大入りの館内に充満した異様な雰囲気の中、豊昇龍は変化した。若隆景の視界から消えるように右へ大きく跳ねた。「今日は勝ちにいきました」。一瞬のはたき込みで2敗を死守した。自身が敗れれば千秋楽を前に優勝が決まってしまう。もう、なりふり構っていられなかった。

 1差で追う大の里は不戦勝。相手となるはずだった琴桜の休場がアナウンスされると場内はどよめき、不戦勝のアナウンスには「金返せ~」のヤジまで飛んだ。そんな中、豊昇龍は勝ちに徹し、横綱らしからぬ変化を選択した。八角理事長(元横綱・北勝海)は「豊昇龍は必死さだろう。今日来たお客さんに申し訳ない」と謝罪の言葉まで残した。

 師匠の立浪親方(元小結・旭豊)によると、豊昇龍は場所前にギックリ腰を発症し、13日目にも腰痛を訴えたという。12、13日目の連敗についても「腰がちょっとね。大丈夫と言っていたけれど」と表情を曇らせた。それでも逃げ場がないのが横綱という地位。支度部屋で3日ぶりに取材に応じると「残り一番集中して頑張りたい。ありがとうございました」と答えた。

 千秋楽は大の里との決戦に挑む。横綱同士の直接対決で本割、決定戦に連勝しての優勝は97年夏場所、2敗だった曙が本割で1敗の貴乃花を下手投げで引きずり下ろし、優勝決定戦は浴びせ倒して以来28年ぶりとなる。大逆転のシナリオを実現させ、ライバルよりも早く「綱初V」をつかみ取る。

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