大の里 横綱初Vを支えた師匠の助言「本割は淡々とじゃなかったけど」 決定戦物言いも「体は勝ってたと」

[ 2025年9月28日 17:54 ]

<大相撲秋場所千秋楽>優勝を決め、引き揚げる大の里(撮影・松永 柊斗)
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 大相撲秋場所は28日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、単独首位で迎えた横綱・大の里(25=二所ノ関部屋)が豊昇龍(26=立浪部屋)との横綱同士による優勝決定戦を制して2場所ぶり5度目の優勝を果たした。横綱としては初制覇で、日本出身力士の年間3度の優勝は1997年の貴乃花以来となった。

 本割で豊昇龍にあっけなく敗れて13勝2敗で並ばれたが、気持ちを立て直して臨んだ決定戦では寄り倒しで相手を土俵下まで吹っ飛ばして館内のファンは大歓声。「大の里の足が返っている」として物言いがついたが行司軍配通り。その瞬間、再び嵐のような声が館内から上がり、大の里の優勝を祝福した。

 優勝決定後の場内インタビューでは「先場所苦しい経験してもうあの経験は2度としたくないということで稽古に励んで、きょうこうやって2場所目で優勝することができてうれしい」と喜び。先場所は新横綱でワーストとなる4つの金星を配給、3場所連続優勝を逃した悔しさをバネに稽古に力を入れたことを明かした。

 不戦勝だった14日目を終えて師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)から「淡々といきなさい」と助言を受けたとという。「本割は淡々とじゃなかったですけど、優勝決定戦は淡々とやることを意識してしっかり勝ち切ることができました」と笑みを浮かべた。

 勝てば優勝決定だった本割では「欲が出てしまった。なすすべなくなにもさせてもらえなかった」。それでも約13分の間に「このままでは終わらせない」と気合を入れ直し、決定戦では物言いがついたが「どうかなという感じでしたが、体は勝ってたと思ったんで大丈夫でした」と振り返った。

 横綱同士の優勝決定戦は16年ぶり。「こういう形で自分ら、東西横綱がこうやって引っ張って、9月場所が盛り上がったんじゃないかなと思います」と胸を張る。

 「あまり考えすぎずにいつも通り今まで通りをやることが全てかなと思ったんで、今回いつも通りのことをやることができたんで優勝することができた」と話し、館内を満員に埋めたファンへ「15日間応援ありがとうございました!」とメッセージを送った。

 横綱として2場所目。今場所は初日の新小結・安青錦戦から連勝で好スタートを切った。鬼門の4日目に伯桜鵬に敗れるも「しっかり切り替えてやります」と立て直し5日目から、先場所で初優勝の琴勝峰を下すなど怒濤(どとう)の10連勝。初日から11連勝の豊昇龍を13日目にかわして単独トップに立ち、この日は本割で敗れるも決定戦でリベンジを果たした。

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