錦富士 10勝目で再入幕濃厚「青森の誇り」と安治川親方 142年続く県出身幕内を継続へ

[ 2025年9月26日 17:19 ]

大相撲秋場所13日目 ( 2025年9月26日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所13日目>朝乃山(左)を上手投げで破る錦富士(撮影・郡司 修)
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 西十両3枚目の錦富士(29=伊勢ケ浜部屋)が西十両13枚目・朝乃山(31=高砂部屋)を上手投げで破り、10勝目を挙げた。今年春場所以来4場所ぶりの再入幕を濃厚とした。

 「いつもよくしてもらっている先輩。挑戦者のつもりで行きました」

 錦富士が中退したとはいえ、朝乃山は近大の先輩。食事に連れていってもらう間柄でもあり「当たって砕けろの気持ちでした」。故郷の青森県は1883年(明16)夏場所で新入幕の一ノ矢(後の大関)以降の142年、幕内力士が途絶えたことのない相撲どころ。弟弟子で唯一の幕内・尊富士が7月の名古屋場所で上腕二頭筋を断裂したため全休し、九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)での十両陥落が確実視される。錦富士が代わりに復帰しないと歴史が途切れるピンチだったが回避できそうだ。

 錦富士が現役時代に付け人を務めた伊勢ケ浜部屋の先輩、安治川親方(元関脇・安美錦)は土俵下で審判を務めた。朝乃山戦後、「涙が出ましたよ。青森の誇りです」。安治川親方も青森県深浦町出身。142年の歴史を担った。近年は頸椎(けいつい)ヘルニア、左大腿部の蜂窩(ほうか)織炎などに苦しむ錦富士の姿を垣間見てきただけに「すごく頑張ってくれている」。場所も残り2日、錦富士は再入幕をより確実とするため、また土俵へ向かう。

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