元幕内の島津海が幕下優勝 先代師匠の元若嶋津の浴衣でインタビュー「もっといい報告をできるように」

[ 2025年9月26日 16:29 ]

大相撲秋場所13日目 ( 2025年9月26日    東京・両国国技館 )

<秋場所13日目>大雄翔を押し倒し破り幕下優勝の島津海(撮影・郡司 修)
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 元幕内ので東幕下20枚目の島津海(29=放駒部屋)が大雄翔(23=追手風部屋)との全勝対決を制し、7戦全勝で幕下優勝を果たした。

 立ち合いは踏み込めず相手の喉輪で上体を起こされ押し込まれた。それでも必死に建て直して反撃に出ると相手の引きにもついていき押し出した。各段優勝は自身初。「これまで縁がなかったので」と苦笑いも「緊張したが、優勝して地元で(関取復帰を)決めたかったので勝てて良かった。よく辛抱できた」と喜びをかみしめるように話した。場所前には出稽古にきた十両・朝乃山にも胸を借り「いい稽古が出来た」と収穫十分で秋場所に臨んでいた。

 今年1月に左膝の半月板と軟骨を損傷し、18場所守った関取の座から転落した。幕下での土俵ももどかしい相撲を繰り返したが、名古屋場所の7番相撲の前に松ケ根親方(元幕内・玉力道)から「上(幕内)に上がっていったときは自分から攻めていた」とアバドバイスされ「最後の1番はとにかくがむしゃらに出ました」と初心に返った。これが転機となって今場所は本来の踏み込みからの厳しい攻めが復活。野田、碇潟ら若手の有望株に元幕内の実力を示した。

 中卒たたき上げで身長1メートル76、体重148キロ。得意のもろ差しからの速攻で最高位は前頭12枚目の実力者が完全復活をアピールした。「ケガを乗り越え幕内に戻った人に勇気をもらってきた。この勢いで頑張りたい」。NHK大相撲中継の優勝インタビューには同じ種子島出身で、入門時の師匠でもある元大関・若嶋津(日高六男さん)の浴衣を着て出演。「またいい報告ができるように」と言葉に力を込めた。
 

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