【世界相撲】女子軽量級の岸本はなが金メダル!中量級の長谷川と軽重量級の石井は惜しくも連覇ならず
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世界相撲選手権が14日、タイ・バンコクで開催された。大会最終日は、5階級に分かれた個人戦と3人制の団体戦が男女それぞれ行われた。個人戦で男女合わせて金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル4個を獲得。団体戦は男女ともに日本が制し、2010年以来15年ぶりのアベック優勝を成し遂げた。日本選手団は16日朝、羽田空港に帰国した。
女子軽量級(65キロ未満)は、昨年ジュニアの部で軽量級を制した岸本はな(静岡・飛龍高3年)がシニアの舞台に初出場。初戦はポーランドの選手を左からの下手投げで下し、2回戦はノルウェーの選手を一方的に押し倒した。準決勝はアメリカの選手を土俵中央で豪快な左下手投げ。決勝はウクライナの選手と対戦し、左足を取られたがバランスを崩さずにこらえて左から上手投げで押しつぶすように突き落としを決めた。昨年のジュニアに続いてシニアの部でも世界の頂点に。昨年の山下寧々に続き、初出場の高校生が2年連続で同階級を制した。
女子中量級(73キロ未満)は、一昨年3位、昨年優勝の長谷川理央(慶大4年)が3年連続出場。初戦はイギリスの選手を浴びせ倒しで下し、準決勝はポーランドの選手を一気に押し倒した。決勝は昨年と同じ顔合わせとなり、カラチェンコ・テティアーナ(ウクライナ)と対戦。立ち合いから強烈な喉輪で一気に前に出たが、土俵際で右腕を手繰られて逆転の突き落としで敗れた。日本勢女子史上初の同一階級連覇にあと半歩及ばず。それでも、学生として臨む最後の国際舞台で3年連続のメダルを獲得した。
女子軽重量級(80キロ未満)は、昨年優勝の石井さくら(立教大2年)が2年連続4度目の出場。初戦はエストニアの選手を一気に押し出し、準決勝はブラジルの選手と対戦。立ち合い明らかに呼吸が合っていなかったが勝負は続行され、不利な展開からなんとかしのいで左下手投げで勝利…と思われたが結局立ち合い不成立でやり直しとなった。再び左四つがっぷりの同じ展開となり、同じように青房下で下手投げを決めて勝利を収めた。決勝の相手は、一昨年の中量級王者で階級を上げてきたコレスニク・カリーナ(ウクライナ)。2022年のワールドゲームズ80キロ級決勝で勝っている相手だったが、攻め込んでいった土俵際で中に入られると体を入れ替えられて寄り切りで敗れた。惜しくも連覇ならず。当時13歳で初出場した2018年から数えると、ジュニアの部やワールドゲームズ、コンバットゲームズも含めた国際大会で通算9個目のメダル獲得となった。
女子重量級(80キロ以上)は、ジュニア重量級優勝の後藤なぎさ(鳥取城北高3年)がダブル代表でシニアの部に初出場。初戦でアームストロング・エロース(アメリカ)に押し出しで敗れた。敗者復活戦で2勝して3位決定戦へ。ブラジルの選手を左からのすくい投げで破り、ジュニアとシニアの両方でメダルを獲得した。ウクライナ代表で一昨年から九州情報大に留学しているベレゾフスカ・イワンナは、危なげない相撲で勝ち進んで3連覇を達成した。
女子無差別級は、一昨年優勝の久野愛莉(26=立飛プロパティマネジメント)が5大会連続の出場。初戦はモンゴルの選手を寄り倒しで下し、準決勝でパシチニク・イリナ(ウクライナ)に突き落としで敗れた。3位決定戦はクリステック・スザンナ(ポーランド)と対戦。自身よりも大きな相手に対して中に入ってもろ差しで攻め、土俵際で相手の右上手投げをこらえて左下手投げで打ち返して決めた。久野は初出場の2018年以降日本代表の座を逃したことはなく、ワールドゲームズとコンバットゲームズを含めると通算7度目の国際大会。昨年の銅メダルに続き、7度全てでメダルを獲得した。久野を破ったパシチニク・イリナ(ウクライナ)は初優勝を果たした。
▽女子軽量級(65キロ未満)
優勝 岸本はな(日本)
2位 クシニア・ソフィア(ウクライナ)
3位 ベドナスカ・ナタリア(ポーランド)
3位 カザス・エルザ(ハンガリー)
▽女子中量級(73キロ未満)
優勝 カラチェンコ・テティアーナ(ウクライナ)
2位 長谷川理央(日本)
3位 スキバ・モニカ(ポーランド)
3位 モンゴメリー・ワタナベ・ヒグチ・ルシアナ(ブラジル)
▽女子軽重量級(80キロ未満)
優勝 コレスニク・カリーナ(ウクライナ)
2位 石井さくら(日本)
3位 許舒晴(台湾)
3位
▽女子重量級(80キロ以上)
優勝 ベレゾフスカ・イワンナ(ウクライナ)
2位 アームストロング・エロース(アメリカ)
3位 後藤なぎさ(日本)
3位 ズクチウェト・マリルイス(ドイツ)
▽女子無差別級
優勝 パシチニク・イリナ(ウクライナ)
2位 フリルセス・キャサリン(ノルウェー)
3位 久野愛莉(日本)
3位 アブドゥジャボロバ・ドゥドナ(ウズベキスタン)
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