21歳新小結・安青錦 取り直し制した 後援会発足励みに三役初勝利「いつか東京でも」

[ 2025年9月16日 04:30 ]

大相撲秋場所2日目 ( 2025年9月15日    両国国技館 )

<大相撲秋場所2日目>寄り切りで熱海富士(右)を破る安青錦(撮影・大城 有生希)
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 新小結の安青錦(21=安治川部屋)は熱海富士(23=伊勢ヶ浜部屋)を寄り切りで下し、三役初勝利を挙げた。初土俵から所要12場所の史上最速で三役に昇進した今場所。黒星発進となった中、この日は同体取り直しの末に寄り切って初日を出した。横綱・大の里(25=二所ノ関部屋)、先場所途中休場の横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)はそろって2連勝した。

 安青錦は薄氷の三役初勝利となった。熱海富士との熱戦は上手ひねりを仕掛けて同体に。自身の体勢が下だったため「頭から突っ込んだ。負けたと思った」と連敗も覚悟したが、同体取り直しの判定に救われ、得意の内無双で揺さぶった後、今度は低い姿勢のまま寄り切った。大の里に圧倒された初日も引きずらず「相手の腰が重かった。前に攻め勝つ方がうれしい」と喜んだ。

 初土俵から所要12場所でつかんだ新三役。年6場所制以降(付け出しを除く)では、元横綱・朝青龍らの14場所を抜いて最速だ。八角理事長(元横綱・北勝海)が三役以上の力士を従えて行う初日の協会あいさつでは、母国ウクライナでテレビの画面越しに憧れた映像の中に初めて入った。観客席を眺めると、自身の応援タオルを掲げるファンが増えたことを確認し「楽しかった」と昇進を実感した。

 励みになることもあった。10月24日に自身の個人後援会が大阪で発足し、パーティーが開かれることが決定した。ロシアによるウクライナ侵攻後の22年4月、世界ジュニア選手権で知り合った関大コーチの山中新大さんを頼って来日。大阪では山中さんの母校である関大や報徳学園で練習に励み、安治川部屋で研修を受ける道が開けた。

 「(日本に)来たのが大阪だったんで。いつか、東京でもできるようになれば」。パーティーは九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の番付発表直前。晴れ舞台にはふさわしい成績で臨むつもりだ。

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