【二所ノ関親方展望】豊昇龍 取りこぼしなくせ 大の里 力出せる状態にある 14日から秋場所

[ 2025年9月14日 04:35 ]

秋場所土俵祭りで、優勝額を背に握手する大の里(左)と琴勝峰 (撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 大相撲秋場所は14日に東京・両国国技館で初日を迎える。13日は土俵祭りなどが行われ、八角理事長(元横綱・北勝海)らが15日間の安全を祈願。本紙評論家の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は豊昇龍(26=立浪部屋)と大の里(25=二所ノ関部屋)の両横綱が引っ張っていく展開を期待した。

 名古屋場所は猛暑、新会場(IGアリーナ)など波乱の要素が多かったなかで平幕の琴勝峰が賜杯を手にしました。この結果を誰が予想したでしょうか。横綱が久々に東西2人になっただけに意外でした。下克上も盛り上がりますが、横綱、大関が番付の重みを示すのも本来あるべき姿。秋場所は2横綱が最後まで引っ張っていくことを期待します。

 豊昇龍は横綱昇進後2場所で途中休場。こんなものではないはずです。8月の夏巡業でも見る機会はありましたが、いい意味でも悪い意味でも変わってない印象です。ただし場所前のパフォーマンスは地味だった。横綱に上がる頃は勢いとか強さを稽古でアピールして優勝する流れ、ムードをつくっていました。最高位になって受けて立つ意識も強いかもしれませんが、逆に怖さが薄れ、相手に思う存分取られている。場所後半になると調子を上げてくるので復活へのテーマは取りこぼしをなくす。そこに尽きます。

 大の里も先場所より稽古量は増やしていますが十分とは言えないものがあります。最近は短期集中で追い込んでいますのでそれが合っているのでしょう。今場所に関しては境川部屋での出稽古で感触をつかんだようです。私が胸を出して仕上がりの良さを実感した夏場所前との比較は難しいですが、力は出せる状態にはあるとみています。

 大関獲りの若隆景も注目の一人です。大きなケガをする前の2年前の状態に近いと思っていますし、2桁は難しいノルマではありません。30歳でも伸びしろはあるし、最近は安定感も出ています。新三役の安青錦、最高位の伯桜鵬、草野の伊勢ケ浜勢と伏兵は多士済々。そしてもう一人、先場所の優勝力士、琴勝峰も注目です。もともと期待の大きかった素材が大化けする気配を漂わせています。(元横綱・稀勢の里)

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年9月14日のニュース