【柔道全日本実業選手権】斉藤立「自分と向き合い続けた」首の手術を経てリハビリ期間に心身成長

[ 2025年8月23日 21:25 ]

全日本実業柔道個人選手権大会 ( 2025年8月23日    ベイコム総合体育館 )

男子100キロ超級2回戦、山田伊織(左)に優勢勝ちを収めた斉藤立(撮影・前川 晋作)
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 全日本実業柔道個人選手権大会が23日、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われた。斉藤立(23=JESエレベーター)が男子100キロ超級に出場し、昨夏のパリ五輪以来1年ぶりの実戦復帰を果たした。

 初戦(2回戦)は山田伊織(27=日本中央競馬会)に優勢勝ち。3回戦は上田轄麻(31=日本製鉄)に左からの豪快な大外刈りで一本勝ち。準々決勝は高橋翼(23=旭化成)に左からの大内刈りで一本勝ち。準決勝は鈴木太陽(23=日本製鉄)に左からの払い腰返しで一本勝ちを収めた。

 決勝は一色勇輝(28=日本中央競馬会)と対戦。右からの体落としで技ありのポイントを奪われ、そのまま10秒間抑え込まれて一本負けを喫した。

 復帰戦を優勝で飾れず。「こういうところで勝ち切れないと話にならない。凄く悔しい。そんなに甘くないと実感した」と反省の言葉を口にした。それでも表情はどこか晴れやか。昨夏のパリ五輪以来1年ぶりの復帰を果たし「寝たきりの状態から畳に戻ってこられて、勝つことができたのはうれしい」と感慨を込めた。

 パリ五輪後の昨年10月末、頸椎(けいつい)ヘルニアのため首を手術。術後は国立スポーツ科学センター(JISS)に泊まり込んでリハビリに励んだ。「自分とは何なのか?と見つめ直した。自分と向き合い続けて成長できた。一つ自分の殻を破る期間だった」。長期離脱をプラスに捉え、体幹を鍛えて減量にも着手。170キロ以上あった体重を155キロまで落とし、心身ともに引き締まった新しい姿で帰ってきた。

 次戦は11月の講道館杯の予定。「自分自身に負けないことが一番。最後は自分との勝負になってくる」と気を引き締めた。

 最終目標はもちろん3年後のロサンゼルス五輪。「今は一番下だと思っているので、ここから上がっていくだけ」と前を向いた。「まだまだやらないといけないこともいっぱいある。でもやっていれば強くなれるし楽しいので、3年間焦ることなく少しずつ作り上げていく」。ケガを乗り越え、ロスへの道を再び歩み始めた。

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