【大相撲】石崎改め朝翠龍、旭海雄、朝白龍、西ノ龍の4人が新十両昇進!朝乃山は1年ぶり関取復帰

[ 2025年7月30日 09:09 ]

石崎改め朝翠龍
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 日本相撲協会は30日、名古屋場所の会場である愛知・IGアリーナで秋場所(9月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、旭海雄(25=大島部屋)、朝白龍(26=高砂部屋)、石崎改め朝翠龍(24=高砂部屋)、西ノ龍(24=境川部屋)の4人の新十両昇進が決まったと発表した。また、大関経験者で左膝の大ケガから復帰途上の朝乃山(31=高砂部屋)の6場所ぶりの関取復帰も決まった。

 旭海雄は東幕下5枚目だった夏場所で5勝を挙げ、昇進間違いなしと思われたがまさかの見送り。名古屋場所は東幕下筆頭で再び5勝を挙げ、今度こそ文句なしの成績で関取の座を手中に収めた。一昨年の九州場所で初土俵を踏んでから所要11場所で負け越しは1度だけ。学生時代から得意とする、低い体勢で頭を上げずに前に出る相撲で番付を上げてきた。

 旭海雄は2016年春、チョイジルスレン(現幕内・阿武剋)とともに同じ飛行機で来日。神奈川・旭丘高のモンゴル人留学生第1号として入学後から相撲を始めた。2年足らずで全国トップレベルに成長。日体大では1年時からレギュラー入りし、全日本選手権8強などの実績を残した。卒業後は、モンゴルの大先輩にあたる元関脇・旭天鵬が師匠を務める大島部屋に入門。大島親方が育てた関取第1号、旭丘高からは阿武剋に続いて2人目の関取誕生となった。

 朝白龍は、自己最高位の東幕下3枚目で迎えた名古屋場所で7戦全勝優勝。同部屋の元大関・朝乃山と同じ右四つの力強い寄りを得意とし、磐石の相撲内容で白星を重ねた。モンゴル出身の関取は昨年夏場所の阿武剋以来で、旭海雄とともに39、40人目。拓大出身では、2015年名古屋場所の高立以来の関取誕生となった。

 朝白龍は2015年春に来日し、千葉・柏日体高(現・日体大柏)へ相撲留学。ビャンバスレン(現横綱・豊昇龍)、デルゲルバヤル(現小結・欧勝馬)とともに同じ飛行機でやって来た。高校では全国高校総体32強、拓大では全国学生体重別大会無差別級8強などの実績を残した。卒業後は高砂部屋に入門して2023年初場所で初土俵。この時既に豊昇龍は関脇、欧勝馬は十両で、先に関取として活躍する盟友2人の背中を追いかけて番付を上げてきた。今場所5勝目を挙げた取組直後には欧勝馬とグータッチを交わす場面も。幕下優勝インタビューでは「かなり差がついているので、すぐ追いついて同じところで戦いたい」と2人への思いを口にしていた。

 石崎改め朝翠龍は、昨年名古屋場所の幕下付け出しデビューから1年での新十両昇進。“4度目の正直”で関取の座をつかんだ。西幕下8枚目で臨んだ初場所は7戦全勝優勝が懸かった一番に敗れ、西筆頭で臨んだ春場所は3勝3敗の7番相撲で敗れて負け越し。夏場所は東4枚目で4勝2敗から千秋楽の“入れ替え戦”に敗れた。「勝てば関取昇進」の大一番に3場所連続で敗れた悔しさを晴らし、東2枚目で6勝1敗という好成績で決めた。

 2学年上の兄は、同部屋の幕内・朝紅龍。石崎改め朝翠龍は大学卒業後に社会人を1年経たため入門が遅れたが、大学卒業から2年半後の名古屋場所という兄と全く同じタイミングで関取昇進を決めた。横綱・大の里、幕内・阿武剋、同時新十両の旭海雄とは日体大相撲部の同期。旭海雄とともに、日体大からは夏場所の宮乃風に続いて18、19人目の関取誕生となった。

注目されていた新しいしこ名は「朝翠龍」。朝青龍、朝赤龍、朝紅龍、朝白龍に続く“色シリーズ”が新たに誕生した。

 西ノ龍は、初土俵から約7年での昇進。父は元幕内・常の山で、現在は大阪市内で「相撲茶屋 西乃龍」を営んでいる。夏場所の夢道鵬に続く史上15組目の親子関取誕生。埼玉栄高からは、夢道鵬に続いて33人目の新十両昇進となった。西ノ龍と埼玉栄高の同級生だった北の若(24=八角部屋)は、名古屋場所西幕下3枚目で4勝3敗。惜しくも再十両昇進に届かなかった。

 ◇旭海雄 蓮(きょくかいゆう・れん)本名=シャクダルスレン・ダライバートル。2000年(平12)4月4日生まれ、モンゴル・バヤンホンゴル県出身の25歳。2016年春に来日し、神奈川・旭丘高に相撲留学。2年時に全国高校選抜大会3位。3年時に関東大会無差別級3位。日体大1年時に東日本学生新人戦3位。2年時に東日本学生体重別135キロ以上級3位、全国学生体重別135キロ以上級3位、全日本選手権8強。4年時に全国学生選手権16強。日体大を卒業後、大島部屋に入門。2023年九州場所で初土俵。2024年夏場所で三段目優勝。身長182センチ、体重153キロ。しこ名の由来は本名(ダライバートル)から。ダライは「海」、バートルは「英雄」の意味を持つ。下の名の「蓮」は、師匠・大島親方の長男の名前から。

 ◇朝白龍 太郎(あさはくりゅう・たろう)本名=ラグチャー・ジャミントクトホ。1999年(平11)1月8日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身の26歳。2015年春に来日し、千葉・柏日体高(現・日体大柏)に相撲留学。3年時に全国高校総体32強。拓大3年時に全国学生体重別大会無差別級8強。4年時に東日本学生選手権8強、全国学生選手権16強。卒業後に高砂部屋に入門し、2023年初場所で初土俵。翌春場所で序ノ口優勝。

 ◇朝翠龍 涼馬(あさすいりゅう・りょうま)本名=石崎涼馬。2000年(平12)8月9日生まれ、大阪府四條畷市出身の24歳。四條畷相撲連盟で幼少期から相撲を始め、小6で全日本小学生優勝大会3位。四條畷南中3年時に全中8強。明徳義塾高2年時に全国高校選抜大会8強。3年時に全国高校選抜十和田大会3位。日体大1年時に東日本学生体重別115キロ未満級3位、全国学生体重別115キロ未満級優勝。2年時に東日本学生選手権8強。3年時に東日本学生体重別135キロ未満級優勝。4年時に東日本学生選手権準優勝、全日本大学選抜金沢大会3位、全国学生体重別無差別級準優勝、国体3位、全日本選手権3位。日体大を卒業後、滋賀県長浜養護学校教員として社会人の大会にも出場。2023年の全日本体重別選手権シニア重量級(115キロ以上)3位、全国教職員大会優勝、ワールドコンバットゲームズ重量級(115キロ以上)3位、全日本選手権3位。兄のいる高砂部屋に入門し、幕下最下位格付け出しで昨年名古屋場所初土俵。身長1メートル72、体重113キロ。

 ◇西ノ龍 龍太朗(にしのりゅう・りゅうたろう)本名=下村龍太朗。2000年(平12)8月20日生まれ、大阪市中央区出身の24歳。中2の途中までは陸上部だったが、埼玉栄中に転向して相撲を始めた。埼玉栄高3年時には全国高校総体で団体優勝(決勝トーナメント2回戦まで中堅で出場)。境川部屋に入門し、2018年九州場所で初土俵。2020年春場所、本名の「下村」からかつて父も名乗った「西乃龍」に改名。2024年夏場所からは「乃」の字を「ノ」に変えた。身長1メートル81、体重132キロ。

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