「モテたい」18歳が日本新!村佐達也が200m自由形で銅メダル「よっしゃー!」競泳日本勢のメダル1号

[ 2025年7月30日 04:30 ]

水泳世界選手権第19日 ( 2025年7月29日    シンガポール )

 男子200メートル自由形決勝でゴールしガッツポーズする村佐達也。1分44秒54の日本新記録で銅メダルを獲得した=シンガポール(共同)
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 競泳の男子200メートル自由形決勝で、初出場の村佐達也(18=イトマン東京)が1分44秒54の日本新記録で銅メダルを獲得した。同種目の日本勢では19年大会銀メダルの松元克央以来の表彰台で、今大会の競泳日本勢のメダル1号となった。女子100メートル平泳ぎ決勝では5回目の出場となった鈴木聡美(34=ミキハウス)が1分5秒78で4位に入った。男子50メートル平泳ぎでは谷口卓(23=GSTR―GP)が予選で26秒65の日本新記録で全体2位通過したが、準決勝は27秒07の全体16位で落選した。

 常にクールに振る舞う18歳が、電光掲示板で順位を確認すると、「よっしゃー!」と叫びガッツポーズを繰り出した。最初の50メートルは8番手、100メートルで6番手、150メートルで5番手から、怒濤(どとう)の追い上げで銅メダルを獲得。「世界大会の決勝ならではの気合」と声を弾ませて自身のパフォーマンスを振り返った。

 前夜の準決勝は全体6位で通過。パリ五輪王者のポポビチが4位通過となったことで、隣のレーンを泳ぐ幸運にも恵まれた。前半から先行されたものの、逆に目標となってラスト50メートルは「死ぬ気で追いかけた」。シンガポール出発前の今月21日、東京都内で行われた壮行会で「ラスト大まくり」と宣言した通りのスパートが、メダル獲得の原動力となった。

 3月の選考会で優勝し、リレーで出場した昨夏のパリ五輪に続く代表入り。1年前は「初代表で緊張して、なじめなかった」と気後れしたが、2年目の今年は同学年の選手も増え、練習では他種目の選手にもライバル心を燃やした。6月には平井伯昌コーチのグループに加わり、自身初の海外(スペイン)高地合宿に参加。「村佐君は(パリ五輪男子400メートル個人メドレー2位の)松下と競り合うのが好きだった」と名伯楽が振り返ったように、鍛錬は結果に表れ、本人も「(高地合宿より)今のレースの方が楽だった」と笑った。

 自己記録を0秒81も縮め、21年に松元が樹立した日本記録を0秒11更新し、名実ともにこの種目の第一人者となった。「モテたい。(街で)声を掛けられたい」という野望をかなえるためにも、次はもっと輝くメダルを狙う。

 ◇村佐 達也(むらさ・たつや)2007年(平19)3月27日生まれ、愛知県出身の18歳。中京大中京高―中大1年。2歳で水泳を始める。自由形を専門とし、高校時代1500メートルから200メートルに主戦場を移す。24年パリ五輪では男子800メートルリレーで代表入りし7位入賞。今年3月の日本選手権を制し、世界選手権代表入り。1メートル78、63キロ。

【鈴木聡美 惜しくも4位】
 女子100メートル平泳ぎで、今大会の競泳日本勢最年長34歳の鈴木は、わずか0秒14差でメダルを逃す4位だった。昨年3月の五輪選考会で出した自己ベストを0秒13更新し、「一つ目の目標が達成できたので、そこは本当に喜ばしい」としつつも、「今は悔しさが勝っている」と言葉を絞り出した。5度目の世界選手権でまたもメダルはお預けとなったが、31日に200メートル予選、8月2日には50メートル予選を控える。悲願をかなえるためにも、切り替えて次の種目に臨む。

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