白鵬翔氏 今後の活動は「世界相撲グランドスラム構想」を突き進む「協会の外から相撲の発展に貢献する」

[ 2025年6月9日 12:15 ]

会見に臨む白鵬翔氏(撮影・会津 智海)
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 日本相撲協会を退職した元横綱・白鵬で前宮城野親方の白鵬翔氏(40)が9日、都内のホテルで会見を開いた。相撲協会退職のあいさつ後に今後について言及。世界相撲プロジェクトによる世界相撲グランドスラム構想を推進する新会社の代表に就任し、経営・運営をしていく予定であることを明かした。新会社の登記はまだで、できるだけ早く進めていくとした。

 白鵬氏は、会見冒頭で「相撲に愛され、相撲を愛した25年でした」とあいさつ。自身が置かれている現状を考え、今後は「外から相撲に貢献すると判断して、自分で退職決めました」と退職について語った。退職後は「新たな夢に向かって進む」と言葉に力を込め、「世界相撲グランドスラム構想」を元に活動していくと説明した。

 やや緊張した表情で「今後につきましては、相撲を世界に広めていく活動を重点に活動していきたいと考えております」と話し始めた白鵬氏。これまでの自身の活動を振り返り「普及活動として日本のみにとどまらず世界中に…より多くの人々に相撲の魅力を広める世界相撲グランドスラム構想を元に、相撲を世界に広げていくプロジェクトを中心に活動していきたい」と今後の活動についてのビジョンを具体的に示した

 白鵬氏と同席したアドバイザーは「世界相撲グランドスラム構想」については、あくまでもアマチュアの世界での構想で、今後も協会の密に連携を取りながら、世界的な相撲の発展に貢献する活動と説明。その先に、大相撲の力士を生んでいければとの考えを示した。

 協会は2日に東京・両国国技館で臨時理事会を開き、提出されていた退職届の受理を承認。また、9日付で伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が年寄「宮城野」を襲名、照ノ富士親方(元横綱)が年寄「伊勢ケ浜」を襲名し、伊勢ケ浜部屋の新師匠になることも承認した。

 昨年2月に発覚した元幕内・北青鵬の暴力問題で、宮城野親方が師匠を務めた宮城野部屋は当面閉鎖となり、昨年4月から弟子とともに伊勢ケ浜部屋に所属。同親方は監督責任を問われ、2階級降格などの処分を受けた。伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)から再教育を受け、部屋付き親方として指導にあたっていたが、9日付で退職した。

 5月30日に離日してから約1週間のモンゴル滞在中は、モンゴル相撲の大横綱だった父ジグジドゥ・ムンフバトさん(故人)の記念銅像除幕式などに出席。7日に帰国した際には協会退職に関して「すみません。全ては9日に話します」と語っていた。

 ◇白鵬 翔(はくほう・しょう)1985年3月11日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身の40歳。モンゴル相撲の大横綱で、メキシコ五輪のレスリングでモンゴル初のメダル(銀)を獲得した父を持つ。15歳で来日し、宮城野部屋から01年春場所で初土俵。04年初場所で新十両。同年に入幕し06年夏場所で大関に昇進。その場所で初優勝。07年名古屋場所で第69代横綱に昇進した。10年に史上2位の63連勝。19年9月に日本国籍取得。21年秋場所後に現役引退。優勝45回、通算1187勝、幕内通算1093勝、横綱在位84場所はいずれも史上最多。22年7月に宮城野部屋を継承。25年6月9日付で日本相撲協会を退職。得意は右四つ、寄り、上手投げ。現役時代は1メートル92、155キロ。家族は紗代子夫人と1男3女。

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