岡崎真氏 ほころび目立った鍵山 五輪金へ…ジャンプの種類を増やす必要が

[ 2025年3月30日 14:06 ]

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2025年3月30日    米マサチューセッツ州ボストン・TDガーデン )

世界選手権男子フリーでの鍵山の演技(AP Photo/Charles Krupa)
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 鍵山は冒頭から顔がかなりこわばっているように見えた。「やってやるぞ」と入れ込みすぎたのか最初の4回転フリップが2回転になってしまい、得意なはずの4回転サルコーも良くなかった。次のトーループの連続ジャンプで少し落ち着いたようにも見えたが、中盤から終盤に掛けてもほころびが目立ち、集中力を欠いたような感じのまま終わってしまった。

 SPでマリニンとの差が3点ほどだったので、当然逆転を狙っていただろうし、日本のエースとして最低でも表彰台に上がらなくはいけないという重圧はあったのだろうが、最後のスピン2連続も少し回転がぎりぎりで余裕がなかった。

 来年の五輪で今回優勝したマリニンと2位のシャイドロフに勝つためには、今よりもジャンプの種類を増やす必要があるかもしれない。

 ただ、種類を一つ増やしただけでプログラムとしての調和が崩れてしまうこともよくあるので、彼本来の良質なジャンプを保ったままどう全体の難易度を上げていくか。簡単ではないが、金メダルを目指す以上はそれを乗り越えて、もっともっと強くなってほしい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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