【スキー】種目転向の川村あんり「今が一番スキーが好き」五輪は意識もまずは技術向上に集中

[ 2025年2月20日 11:59 ]

オンラインで取材に応じる川村あんり
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 フリースタイルスキー・モーグル女子の元世界ランキング1位で、昨年7月に同種目の強化指定を外れてスロープスタイル(SS)種目に転向した川村あんり(20=ジョックス)が20日、オンライン取材に応じた。転向後初の国内大会となるSSとビッグエア(BA)の全日本選手権(22、23日、群馬・スノーパーク尾瀬戸倉)に向けて、「自分のやりたいことを追い掛けてきて、ひたすら突き進んできた年なので、その成果を出したい」と意気込みを示した。

 モーグルでは17歳だった19年のW杯デビュー戦でいきなり2位に入り、W杯通算6勝、21年世界ジュニア選手権優勝など、華々しい活躍を見せてきた川村。世界ランキング1位で臨んだ22年北京冬季五輪は5位入賞を果たしたが、本人は金メダルを目指してきただけに失意も大きく、その後は「競技として続けていくか、考え始めた」という。その後、先シーズンは左膝のケガで全休。自分と向き合う日々の中で「モーグルをやめようと思ったよりは、新しいことに挑戦しようと思った」と転向を決断したという。

 第二の競技者人生にSSを選んだ理由については、「アイテム(障害物やジャンプ台)が置かれている中で、自由に滑る。自由に表現できるのが魅力と感じた」からだという。本格的に練習を開始して1年に満たないが、元々モーグルでもカービングターンが強みだっただけに、滑りの技術は世界屈指。「基本はスキー。ターンを得意とした技術があるので、今のスピードで成長できている」と手応えを語る。今月初旬にはオーストリアで国際スキー・スノーボード連盟の公認大会で一足早くデビュー。3位に入っており、「凄く自信になった」と話した。

 来年にはミラノ・コルティナ五輪が控え、種目をまたいでの2大会連続出場にも期待が掛かるが、「今は自分の技術向上に集中したい。(目標にすることを)明言するとプレッシャーが掛かると分かっているので、自分のためにも避けていきたい」と自然体で競技に向き合っている。五輪の金メダルだけを追求してきたモーグル時代から、自分らしさを表現する競技者人生の第2章へ。「3歳からスキーを続けてきて、今が一番スキーが好きだなと思う」と語る20歳の表情は明るかった。

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