北京五輪モーグル5位・川村あんり スロープスタイルに異例の挑戦 22日全日本選手権出場へ

[ 2025年2月20日 05:00 ]

スロープスタイルに挑戦する川村あんり
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 22年北京冬季五輪のフリースタイルスキー・モーグル女子で日本勢最上位となる5位に入った川村あんり(20=ジョックス)が、22日に開催されるスロープスタイル(SS)の全日本選手権(群馬・スノーパーク尾瀬戸倉)にエントリーしたことが19日までに分かった。モーグルでW杯通算6勝を挙げたトップ選手の種目転向は異例で、来年のミラノ・コルティナ五輪は種目をまたいでの2大会連続出場に挑戦する。

 モーグルでは華々しい活躍を見せた川村だが、昨季はケガで全休すると、昨年7月に同種目からの引退を決断。「今後は新たな挑戦に取り組む」などと発表していた。その後はSNSでSSコースで練習する動画などを投稿。現在までに公の場では転向を発表していないが、今月9日にはオーストリアで公式戦デビュー。見事3位に食い込み、新たなスタートを切っていた。

 コブが配置された急斜面を滑るスピードとターン技術、2つのエアの3つの要素を競うモーグルと、コース上に配置されたジャンプ台やレールを使って自由に演技するSSは競技特性が異なる。ただモーグルで世界トップに君臨した技術を生かせる面もあり、特に得意のエアはSSでも大きな強みとなり得る。

 全日本スキー連盟(SAJ)によれば、五輪代表入りには今季と来季のW杯で8位以上に1度入ることなどが条件。全日本で表彰台に上がれば来季のW杯に派遣される見通しで、“上村愛子の再来”と呼ばれた川村の挑戦に注目が集まる。

 ◇川村 あんり(かわむら・あんり)2004年(平16)10月15日生まれ、東京都出身の20歳。3歳でスキーを始め、4歳でモーグルを開始。19年にW杯デビューし、モーグル4勝、デュアルモーグル2勝とW杯通算6勝。21年世界ジュニア選手権モーグル金メダル。ランキング1位で臨んだ22年北京冬季五輪は5位だった。昨年7月にモーグルからの引退を発表。所属はジョックス。

  ≪スノボクロス→ビッグエア 藤森は2種目で五輪出場≫日本選手ではスノーボードクロスで06年トリノ五輪から3大会連続で代表入りした藤森由香がビッグエア・スロープスタイルに転向し、18年平昌五輪に出場。ビッグエアでは7位入賞を果たした。アルペンスキーの須貝龍は平昌五輪出場を逃した後にスキークロスに転向し、北京冬季五輪代表入りを果たした。また元々はアルペンスキー選手だった小野塚彩那は11年からハーフパイプ(HP)に転向し、14年ソチ五輪では見事銅メダルを獲得。17年には世界選手権でも優勝する活躍を見せた。

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