道下美里「神様が見てくれたのかな」 4番でゴールも繰り上がりで銅メダル 引退危機乗り越えた

[ 2024年9月9日 02:00 ]

表彰式でメダルを掲げる道下美里(ロイター)

 陸上マラソンの視覚障がいT12で前回優勝の女子の道下美里(47=三井住友海上)が銅メダルを獲得した。4番目にゴールしたが、3着のスペイン選手が失格になり、繰り上がった。

 4着で終えた悔しさで止まらなかった涙が、のちに満開の笑顔に変わった。東京大会覇者の道下は、繰り上がりで3大会連続のメダルを獲得。「いろいろな思いが詰まっている、大事なもの」と何度も触って感触を確かめた。

 序盤から4番手。今大会特有の、車の速度抑制のために隆起がついた路面では思うようにペースが上がらない。体力が削られる中、諦めない気持ちで走り、今季自己最高記録でゴールに飛び込んだ。

 22年に自身の持つ5000メートルのアジア記録を2年ぶりに更新した。上り調子だったが、反発力のある厚底シューズへの対応に苦しんで臀部(でんぶ)を痛め、昨年10月にも再発した。引退が頭をよぎったこともあったそうで「きつい時を乗り越えてきた。神様が見てくれたのかな」。3年前の栄冠とは違う結末に、格別な思いが込み上げた。

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