【相撲世界選手権】男子団体は2連覇達成!1―1の大将戦で“日本の守護神”三輪隼斗が決めた

[ 2024年9月9日 22:37 ]

世界相撲選手権大会の男子団体戦で優勝した日本チーム(左から)和宇慶一騎、竹内宏晟、池田俊、三輪隼斗(提供写真)
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 世界相撲選手権大会が8日、ポーランド・クロトシンで開かれ、男女各5階級の個人戦と3人制の団体戦が行われた。男子の日本勢は個人戦で金メダル1人、銅メダル2人の活躍。団体戦は2連覇を達成した。

 男子団体戦は、先鋒・竹内宏晟、中堅・池田俊、大将・三輪隼斗の社会人3人で出場。前日に初戦を突破しており、この日は準々決勝から登場してポーランド、モンゴルをそれぞれ3―0で退けた。

 決勝の相手は、昨年と同じくウクライナ。先鋒戦で竹内が無差別級元世界王者のベレシウク・オレクサンドルを鋭い立ち合いからもろハズで一気に押し出して先制した。中堅戦は、池田俊が軽重量級銀メダリストのダイアウリ・バジャに下手投げで敗戦。1―1となり、団体世界一の行方は大将の三輪隼斗に委ねられた。

 三輪の相手は、自身より1階級軽い中量級で2連覇を果たしたクルプスキー・イェホー。中に入れさせずよく見て突き出して勝ったかに思われたが、取り直しとなった。決勝戦、1―1の大将戦で取り直しという劇的な展開。今度は中に入って右を差して切り返しながら寄り倒して勝負を決めた。

 今大会の日本選手団男子主将を務める三輪は、団体戦で発揮する勝負強さから“日本の守護神”と呼ばれる絶対的存在。昨年のワールドコンバットゲームズ無差別級金メダルの実績も持っており名実ともに日本のエースだ。大会前には「2―0で回してほしい」と冗談交じりに話して後輩たちの活躍を期待していたが、プレッシャーのかかる場面で貴重な白星を挙げた。

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