パラリンピック閉会式 あいにくの雨模様でネット「選手のみなさん風邪引かないでね」

[ 2024年9月9日 04:40 ]

パラリンピック閉会式で、日本選手団の旗手を務めた木村敬一(左)と和田なつき (ロイター)

 第17回夏季パラリンピック・パリ大会は8日(日本時間9日)、パリ郊外サンドニのフランス競技場で閉会式が行われ、12日間の熱戦に幕を下ろした。

 日本選手団の旗手は、競泳男子で2冠に輝いた木村敬一(東京ガス)、初出場で金メダルを獲得した卓球女子の和田なつき(内田洋行)の2人が務め、会場から声援に手を振って応えた。

 現地ではあいにくの雨模様。選手はレインコートを着て、選手団の席に並んだ。セーヌ川で行われたパリ五輪の開会式も雨だったことで、X(旧ツイッター)では「雨で始まり雨で終わるという…」「オリンピックが雨で開幕して、パラリンピックが雨で閉会します」「選手のみなさん寒い中、雨で風邪引かないでね」などの声も集まった。

 今大会は、史上最多168カ国・地域と難民選手団が参加。日本は海外開催の大会では最多の175選手の陣容だった。7日には車いすテニス男子シングルスで小田凱人(18)が優勝して金メダルの数を14個に伸ばし、前回東京大会の13個を上回った。国・地域別の獲得数では2004年アテネ大会以来となる10位と健闘した。銀、銅を含めた総メダル数は41個。

 五輪を3度開催したパリがパラリンピックを迎えたのは初めて。五輪と同じ「広く開かれた大会に」をコンセプトに、8月28日の開会式は史上初めて競技場を離れ、コンコルド広場で行われた。

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