パラリンピック閉会式 最後まで“ピアノ酷使”の演出にネット苦笑い「好きだな、フランス人は(笑)」

[ 2024年9月9日 05:15 ]

パラリンピック閉会式でピアノの上に乗る歌手(ロイター)

 第17回夏季パラリンピック・パリ大会は8日(日本時間9日)、パリ郊外サンドニのフランス競技場で閉会式が行われ、12日間の熱戦に幕を下ろした。

 日本選手団の旗手は、競泳男子で2冠に輝いた木村敬一(東京ガス)、初出場で金メダルを獲得した卓球女子の和田なつき(内田洋行)の2人が務め、会場から声援に手を振って応えた。

 現地ではあいにくの雨模様。選手はレインコートを着て、選手団の席に並んだ。閉会式の中では、ピアノの上に乗って歌を歌う演出があり、X(旧ツイッター)では「最後までピアノは扱いが悪かったw」「そして、またグランドピアノの上に…」「ピアノの上に乗るの好きだな、フランス人は(笑)」などの投稿がとんだ。

 コンコルド広場で行われたパラリンピック開会式では、ダンスをする人や歌手がピアノの上に立って演技をする一幕があり、Xでは「ほんと嫌いだわー」など苦言を呈する投稿も相次いだが、閉会式でも“変わらぬ”演出で、もはや苦笑いする人も。また、フランス競技場で行われたパリ五輪の閉会式では、ピアノが吊るされた状態で演奏する演出もあり、最後まで「ピアノ」が何かと騒がせた。

 今大会は、史上最多168カ国・地域と難民選手団が参加。日本は海外開催の大会では最多の175選手の陣容だった。7日には車いすテニス男子シングルスで小田凱人(18)が優勝して金メダルの数を14個に伸ばし、前回東京大会の13個を上回った。国・地域別の獲得数では2004年アテネ大会以来となる10位と健闘した。銀、銅を含めた総メダル数は41個。

 五輪を3度開催したパリがパラリンピックを迎えたのは初めて。五輪と同じ「広く開かれた大会に」をコンセプトに、8月28日の開会式は史上初めて競技場を離れ、コンコルド広場で行われた。

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