中国ペア追い詰めた“ひなみわ”結成は選手で決めた 早田ひな「どうするか3人で話し合った」

[ 2024年8月11日 02:55 ]

パリ五輪第16日 卓球 ( 2024年8月10日    パリ南アリーナ )

<パリ五輪 卓球女子団体決勝>第1試合に臨む早田(左)と張本美(撮影・小海途 良幹)
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 女子団体の決勝が行われ、日本は中国に0―3で敗れて銀メダルとなった。

 早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)、張本美和(木下グループ)で臨んだ今大会。悲願の金メダルには届かなかったが、12年ロンドン銀、16年リオ銅、21年東京銀に続いて4大会連続で表彰台に上がった。

 ダブルスで臨む第1試合は、これまでの早田、平野ではなく、今大会初めて早田、張本美がペアを組んだ。練習時間は「2~3時間ぐらい」(早田)という急造ペアは、第1ゲームを先取するなど中国ペアを追い詰める。第5ゲームも一時は9―5までいったが、ここから逆転された。

 このペアで臨むと決めたのは選手主導だった。早田が明かす。

 「渡辺監督は選手の意見を尊重してくれるので。準決勝の後に、3人でどうするかを話し合った。平野選手がダブルスかシングルスかというのを聞いたりして、最終的にみんなで決めた感じです」

 準決勝の中国―韓国のダブルスの試合なども見て、対策された際に「難しい」と感じた。さらに「張本選手の勢いを試合に出せるのはダブルスかな」という思いもあった。

 勝利まであと一歩まで迫ったが、その一歩が遠いと早田は実感している。「(第5ゲームで)9―5になってから、中国人選手との差を感じた。私たちが迷ってしまった。中国人選手の方が上だなと痛感しました」。4年後に向けて個人、そしてチーム力も磨きあげる。

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