ブレイキン41歳AYUMIは準々決勝敗退 日本女子個人種目最年長金メダルならず「次に向けて頑張る」

[ 2024年8月10日 03:40 ]

パリ五輪第15日 ブレイキン ( 2024年8月9日    コンコルド広場 )

準々決勝で敗れたAYUMI(撮影・小海途 良幹)
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パリ五輪唯一の新競技ブレイキンは女子準々決勝を行い、福島あゆみ(41=ダンサー名・AYUMI)はオランダ人ダンサー・インディアデウィ・サルトジョー(18=ダンサー名INDIA)に敗れ、メダル獲得はならなかった。

 1次リーグ初戦の第1ラウンドは熟練の脚さばきで会場を魅了。第2ラウンドもベテランらしく手数の多さを見せたが、力強いムーブを見せたウクライナ人ダンサーの評価も高く、初戦は1-1となった。

  第2戦は第1ラウンドでAYUMIのオリジナルムーブで拭き掃除する姿から編み出した「ぞうきん」を披露するも、このラウンドはウクライナ人ダンサーが先取。第2ラウンドは取り返し、1-1とした。

 3位から逆転での決勝トーナメント進出を目指した第3戦は地元フランス人ダンサーと激突。細かくも洗練された動きで第1ラウンドを先取すると、第2ラウンドも奪い2-0とした。AYUMIはD組2位で準々決勝進出を決めた。3位とは1票差の接戦だった。

 準々決勝もオリジナリティーあふれるダンスで魅了。しかし、力強いパワームーブを披露した相手に票が集まり、ここで涙をのむ形となった。

 夏季五輪の日本女子最年長金メダルは04年アテネ大会ソフトボールの宇津木麗華で41歳82日。個人種目では16年リオデジャネイロ大会レスリングで伊調馨が32歳66日で獲得している。AYUMIが金メダルを獲得すれば、41歳48日で従来の記録を大幅に更新していた。

 激闘を終えた後は左膝を負傷していたことを明かし、「すごい楽しめましたけど、最後は。でもやりきれない気持ちなので、また次に向けて頑張ります」と宣言。「自分のダンスもっと磨こうかなと思っております」と言葉に力を込めた。

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