18位五島「チャレンジできた」19位小海「世界との差感じた」22位高島「勝負できなかった」1万M決勝

[ 2024年8月10日 05:36 ]

パリ五輪第15日 陸上競技 ( 2024年8月9日    フランス競技場 )

<パリ五輪・陸上女子10000メートル決勝>残り11周、先頭集団に離される(右から)小海、五島(撮影・岡田 丈靖)
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 女子1万メートル決勝が行われ、五島莉乃(資生堂)は31分29秒48で18位、小海遥(第一生命グループ)は31分44秒03で19位、高島由香(資生堂)は31分52秒07で22位だった。

 レースはスローペースで始まり序盤、五島が先頭に出て引っ張り、小海、高島も序盤は集団の前方で走った。

 しかし5000メートル手前の急激なペースアップに3人ともついて行けず、遅れ始め、集団から脱落。その後は大きく差をつけられた。
 五島は「先頭で走れたのは自分の中ではチャレンジ。ただペースアップに全然歯が立たなくて力不足を感じた」と振り返った。

 初めて五輪の舞台に立ち「観客も多くて盛り上がりも凄かった。オリンピックは夢だったので、夢の舞台を走れたことは幸せ」と充実感をにじませ、今後について「自分の中では挑戦したい気持ちはある」とマラソン挑戦の意向を示した。

 レース後に体調を崩した小海は「世界との差を肌で感じた。ペースが上がった時についていけなかった。練習不足だと思う」と世界のトップレベルとの差を痛感していた。ただ五輪の雰囲気には「こんなに多くの観客の前で走ったことがなかったので感動した」と満足そうに話した。

 リオ五輪以来2大会ぶりの出場となる高島は「世界と勝負することはできなかったが、8年ぶりにこの舞台に帰ってくることができてうれしい」と感慨深げだったが「ペースが上がった時に対応できないのが課題だけど、今回もできなかった」と悔しがった。36歳は、来年東京で開催される世界選手権に向けて「同世代に夢を与える走りをしたい。狙っていけるなら頑張りたい」と意欲を口にした。

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