53キロ級・藤波朱理 強いっ!初戦圧勝で公式戦134連勝!22年世界女王にフォール勝ち五輪デビュー

[ 2024年8月7日 19:14 ]

パリ五輪第13日 レスリング ( 2024年8月7日    シャンドマルス・アリーナ )

<パリ五輪・レスリング女子53キロ級1回戦>1回戦を突破した藤波(撮影・岡田 丈靖)
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 女子53キロ級で公式戦133連勝中の藤波朱理(20=日体大)が7日、1回戦でドミニクオリビア・パリッシュ(米国)にフォール勝ちを収め、準々決勝進出を決めた。

 初五輪で公式連勝を「134」に更新した。相手は2022年世界選手権制覇の強敵だったが、最高の五輪デビューを果たした。

 3月に手術を受けた左肘にサポーターを巻き登場した藤波。序盤からタックルで相手の左脚を狙う。着実にポイントを重ね、2分5秒フォール勝ちで元世界女王を圧倒。表情を変えず引き揚げる藤波にパリッシュが握手を求めて駆け寄る。健闘を称え合う2人に会場から大きな拍手が送られた。

 金メダルの大本命の闘いが始まった。大会前には「五輪には力があると思う。私も夢や元気をもらった。今度は私が与える番。全てをエネルギーに変えて金メダルを獲りたい」と宣言。験担ぎで試合の日には必ず「リアルな熊の写真がプリントされたボクサータイプのパンツ」を履くという20歳の最強レスラーが、必ず「公式戦137連勝」で金メダルをつかみ取る。

 ◇藤波 朱理(ふじなみ・あかり)2003年(平15)11月11日生まれ、三重県出身の20歳。三重・いなべ総合学園高卒。現在、日体大3年。父で日体大コーチの俊一氏の影響で4歳から競技を開始。20年全日本選手権、21年全日本選抜を制し、同年の世界選手権を高3で制覇。東京五輪金メダルの志土地真優らとの代表争いを制し、パリ五輪代表に内定。中2だった17年9月から公式戦133連勝中。家族は俊一氏、母・千夏さん、17年世界選手権男子フリースタイル70キロ級3位の勇飛さん。

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