藤波朱理 公式戦135連勝で準決勝進出!2戦連続フォール勝ち 女子レスリング最強20歳が金へあと2勝

[ 2024年8月7日 20:00 ]

パリ五輪第13日 レスリング ( 2024年8月7日    シャンドマルス・アリーナ )

<パリ五輪・レスリング女子53キロ級2回戦>2回戦を勝利し笑顔の藤波(撮影・岡田 丈靖)
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 女子53キロ級で公式戦134連勝中の藤波朱理(20=日体大)が7日、準々決勝でフラン・バトフヤグ(モンゴル)に2戦連続となるフォール勝ちで準決勝進出。公式戦連勝記録を135に伸ばした。準決勝の相手は21年東京五輪銀メダリストのパン・キアンユ(中国)。日本時間7日深夜1時50分開始予定となっている。

 3月に手術した左肘に巻かれたサポーターが痛々しかった。それでも初戦で22年世界女王に2分5秒フォール勝ち。最高の五輪デビューを果たして挑んだ20歳の最強レスラーは、準々決勝でも圧倒的な強さを見せた。

 開始早々から低い高速タックルで相手を翻ろう。2ポイント先行して第1ピリオドを終えると、第2ピリオド開始早々に相手に隙を突かれ2ポイントを返される。しかし、これでギアチェンジした藤波は、怒とうの高速タックルから連続攻撃。2戦連続フォール勝ちで、メダル確定まであと1勝とした。試合後には、スタンドに左胸の日の丸を指さし笑顔。圧倒的強さでメダル確定まであと1勝とした。

 大会前には「五輪には力があると思う。私も夢や元気をもらった。今度は私が与える番。全てをエネルギーに変えて金メダルを獲りたい」と宣言。験担ぎで試合の日には必ず「リアルな熊の写真がプリントされたボクサータイプのパンツ」を履くという藤波は、「137連勝で金メダル」まで止まらない。

 ◇藤波 朱理(ふじなみ・あかり)2003年(平15)11月11日生まれ、三重県出身の20歳。三重・いなべ総合学園高卒。現在、日体大3年。父で日体大コーチの俊一氏の影響で4歳から競技を開始。20年全日本選手権、21年全日本選抜を制し、同年の世界選手権を高3で制覇。東京五輪金メダルの志土地真優らとの代表争いを制し、パリ五輪代表に内定。中2だった17年9月からパリ五輪前まで公式戦133連勝中。家族は俊一氏、母・千夏さん、17年世界選手権男子フリースタイル70キロ級3位の勇飛さん。

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