結婚指輪紛失、腎臓結石で入院…走り高跳び五輪王者が意地の予選通過!脚痛めた盟友に駆け寄るシーンも

[ 2024年8月7日 19:28 ]

パリ五輪第13日 陸上 ( 2024年8月7日    フランス競技場 )

負傷したバルシム(左)に駆け寄るタンベリ(右、ロイター)

 男子走り高跳びの21年東京五輪王者、ジャンマルコ・タンベリ(イタリア)が、10日(日本時間11日)の決勝に進出した。

 予選2組に登場したタンベリは2メートル20、2メートル24、2メートル27は3回失敗したものの、予選突破となった。

 連覇を狙うジャンパーは連続してアクシデントに見舞われている。イタリアの旗手を務めた7月26日の開会式。セーヌ川での船上入場の際、結婚指輪が外れて川に落ちてしまった。自身のインスタグラムで妻に謝罪し、「君の指輪もセーヌ川に投げ入れよう!ずっと一緒にいられるように」と粋な提案をしたことでも話題となった。

 今月4日には、インスタグラムに衝撃的な写真を掲載。病院で点滴を受ける様子を投稿し、腎臓結石の疑いが発覚したことを明かしていた。6日には「おそらく人生で一番厳しい試合になる。全てを懸けて闘う」と悲壮な覚悟をつづっていた。

 「ここ数日はポジティブな雰囲気をかなり失っていた。病気になって精神的に苦労した。でも、私はここにいる。過去は過去だ」

 タンベリは東京五輪の決勝でバルシム(カタール)と優勝を争い、ともに2メートル37を一発でクリアし、2メートル39を3度失敗した。2人は跳躍を行わないことに同意し、金メダルを分け合った。

 この日、決勝に進出したバルシムだったが、助走中に左ふくらはぎを痛めた。すぐにタンベリが駆け寄り、優しく患部をマッサージするシーンもあり、ネットでは「タンベリ優しいな」「駆け付けるタンベリ。尊い」「TOKYOでの絆がまだ続いてるんだな」などの声が上がった。

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