松山英樹 マスターズ2度目のV呼ぶ新生2番 第1打でバンカーのリスク減

[ 2024年4月10日 04:45 ]

練習の合間に笑顔を見せる松山英樹
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 男子ゴルフの今季メジャー初戦、マスターズは11日から4日間、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開催される。21年王者の松山英樹(32=LEXUS)が8日、公式会見に出席して3年ぶり2度目の大会制覇への意気込みを語った。昨年から10ヤード延びて585ヤードに改造された最長ホールの2番パー5にも言及。鍵を握る第1打が打ちやすくなると歓迎した。

 21年王者が練習場に姿を現すと、「MATSUYAMA!」とギャラリーからざわめきが起こった。歴代覇者は強者が集うオーガスタでも別格。松山の2度目のグリーンジャケットを目指す戦いが、いよいよ幕を開ける。

 「チャンピオンになってから3年たったけれど、もう一回その場所にいけるように日々努力している。今週そうなればうれしい」

 2月のジェネシス招待で2年ぶりの9勝目を手にするなど、直近4戦は全てトップ15入り。7日夜にオーガスタに入り、この日は練習場で約3時間ショットなどを調整した。「結果的に上位だけど、そこまで納得いくゴルフではない。良い準備ができているかと言ったらそうでもないと思うし、13回目なのでなんとなく回ります(笑い)」。公式会見でのユーモアたっぷりの答えにも心の余裕を感じさせる。

 12度の出場経験があるマスターズだが、今年から「ピンク・ドッグウッド」と呼ばれる2番パー5が改造された。ティーイングエリアが10ヤード後方に下がり総距離は585ヤード。ラウンドには出なかったが、「聞いた限りではアングルはそんなに変わっていない」とコースチェックを行った早藤翔太キャディー(30)に確認済みだ。

 左ドッグレッグでフェアウエー右にバンカーが待ち受ける、第1打が鍵を握るホール。昨年は4日間1Wを握って第1日はバンカー手前ぎりぎり、第2日は右横に運び、いずれもバーディーを奪ったが、第3日には吸い込まれ、ダブルボギーを叩いた。この延伸で298ヤードで入っていたハザードが308ヤードまでOKに。「風向き次第だけど、右バンカーは普通に打てば届かないと思うので、逆に楽になるんじゃないかな」と歓迎した。

 昨年全体の平均スコア4・635で最も易しかったチャンスホール。序盤の新生2番でスコアを伸ばして波に乗れるのか、注目のホールとなりそうだ。

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