久常涼 マスターズ初出場に向け「自分は一番のチャレンジャー」助言をもらった松山英樹に感謝

[ 2024年4月10日 06:24 ]

久常涼(右)は松山英樹と練習ラウンド
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 男子ゴルフの今季メジャー初戦、マスターズは11日から4日間、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7555ヤード、パー72)で開催される。メジャー初出場となる久常涼(21=SBSホールディングス)は9日、21年大会覇者の松山英樹(32=LEXUS)とアウト9ホールを回ってコースを確認した。

 もっとも憧れていた大会が、自身初メジャーになった。練習ラウンドから多くのパトロンが詰めかける“夢の祭典”。「ふわふわしている」が久常の本音だ。昨季日本人で初めて欧州ツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、特別招待を受けた有望株。「楽しみな気持ちが大きいです。自分は一番のチャレンジャーなのであまり気負うものもないですし、楽しめれば良いと思っています」と言葉に力を込めた。

 この日は21年覇者である松山らと練習ラウンドした。2週前に事前にオーガスタ入りして2ラウンドしたが、やはり、大勢のギャラリーに囲まれたコースの景色は違っていた。グリーンの固さも違い、難易度は格段に上がっている。

 「前回は雨というのもあってグリーンが柔らかかった。今日はグリーンが固くて感じが違いました」

 だからこそ、21年王者は何よりの“教科書”。松山の攻め方など、プレーを目に焼き付けるのはもちろんのこと、アプローチやグリーン上のラインの取り方など、貴重なアドバイスをもらって熱心に耳を傾けた。「松山さんがここで優勝されて、いろいろ聞けたのは大きいです」と感謝した。

 開幕前日の10日も志願し、松山と一緒に練習ラウンドを回らせてもらう予定だ。「しっかり4日間プレーすることが大事だと思う」。まずは予選を突破を第一目標に設定。チャレンジャー精神で、初の大舞台に全力でぶつかる。

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