【セーリング】史上初の五輪金メダルへ自信 混合470級代表内定の岡田・吉岡組が会見

[ 2024年4月10日 15:47 ]

フォトセッションでポーズする吉岡と岡田(撮影・中村 和也)
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 セーリングの混合470級でパリ五輪代表に内定した岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・吉岡美帆(ベネッセ)組が10日、東京都内で内定会見に臨んだ。混合470級は新種目で、五輪出場は岡田が2大会連続2度目、吉岡が3大会連続3度目となる。

 昨年8月にオランダ・ハーグで開催された世界選手権で優勝するなど、パリでも金メダル候補に挙がる2人は、3月の470級世界選手権で3位、今月のプリンセスソフィア杯で9位となり、五輪出場権を獲得。目標はまだ先なだけに、岡田は「とてもうれしく思うし、安心したということが非常に大きい」、吉岡も「ほっとした気持ちとうれしい気持ちが両方ある」と落ち着いた表情で話した。

 今後は五輪会場となるフランス南部のマルセイユで重点的に練習を行い、本番に備える。岡田は「現地で練習し、地形の影響もあり、道具も選ぶ。コミュニケーションの量を減らして、意思を伝えることもしていく」とプランを明かす。昨年7月には現地で開催された五輪のテスト大会で4位に入っており、吉岡も「日本の暑さとは違うので、しっかり整えないといけない」と話した。

 セーリングの日本勢は92年アトランタ五輪で女子470級の重・木下組が銀メダル、04年アテネ五輪で男子470級の関・轟組が銅メダルを獲得しているが、金メダルはなし。日本連盟の宮本貴文強化委員長も「(日本勢の初参加から)88年間、五輪競技をしてきて、金メダル獲得の目標へ最も近づいた状態」と期待される2人も、岡田が「3回やったら1回は(金メダルを)獲れる」と言えば、吉岡も「70%くらい」と高い自信を示した。

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